モヤっとするのは大事

2018.03.15

濵本 千春
YMCA訪問看護ステーション・ピース


 現場では,「え! 何で?」「私にはそんなこと話していなかったのに!」「私に話していたことと違う!」「普通はこんな風にはしないよね?!」「そんな言い方しなくてもいいのに……」などのボヤキがある。
 しかし,患者の声を伺うと「? 意味がわからん?」「う~ん,違うよ! ちゃんと話を聴いてください」「誰がそんなことをあなたに頼んだ?!」「○○さんとの関係を邪魔しないで!」「能書きばかりうるさい! ○○したら,△△になる,△△したら,□□になる?じゃ,何を選んだら看護師さんは納得するの?」「悩んで相談したら『患者が自分で納得して選んでいいんですよ』だと言われ…分かんないから尋ねているのに答えてくれない」「自己決定だの,意思決定支援だの,ACP? だの言ってるけど,医療者の自己満足と自己防衛じゃないの?」と,これまたボヤキの嵐である。

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