プロセスレコード 2018.03.15 梅澤 志乃 東邦大学医療センター大森病院看護部 がん医療に関わる医療者の多くは,患者や家族の価値観に寄り添いたいと,日々努力を重ねているだろう。しかし,ときに医療者自身と異なる価値観をもった患者や家族に出会うことで,十分に寄り添えないと感じることもあるだろう。また,患者や家族から怒りや拒否,絶望感といった激しい情緒的反応をぶつけられ,当惑したり無力感にさいなまれることがあるかもしれない。 この記事の続きは、下記書籍からお読みいただけます。 Vol.28 No.2 緩和ケア 2018年3月号 「患者の 価値観に寄り添う」と 私がモヤモヤする理由 医療者は,患者の価値観に寄り添うケアを大切にしようと日々がんばろうとすることがよくある。そのなかで「患者の本心を引き出したい」「患者のために何かしてあげたい」「患者の家族問題を解決しなければ」と懸命にケアを模索し悩む医療者も少なくない。 本特集では,日常の医療やケアの場面で患者と医療者の価値観が対立するとき,患者の価値観を大切にするとはどういうことか,医療者にも限界があることを知り,価値観が違うからこそ生じるモヤモヤにどのように対処したらよいか,などについて倫理的観点をふまえて専門家が解説する。 詳細を見る ツイート