いま伝えたいこと―先達から若い世代に(19)
緩和のこころ─研修医に伝えていること

2018.03.15

平賀 一陽
(前国立がんセンター中央病院特殊病棟部長)


 がんセンターという組織に勤務しているというだけで,多くのオピオイド鎮痛薬の治験にも参加させていただき,緩和医療学会の「Evidence-Based Medicineに則ったがん疼痛治療ガイドライン」1)の作成委員長として多くを学ばせていただきました。
 退職前に国立がんセンター東病院臨床開発センター精神腫瘍学開発部長の内富庸介先生から,「精神腫瘍科にコンサルトされる患者さんの50%以上は痛みの緩和が不十分なので,東病院に」というお誘いを受けて,東病院の支持療法チームに所属して多くのことを学ばせていただきました。

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