緩和ケア口伝―現場で広がるコツとご法度(20)緩和医療に携わる医療者へのマインドフルネスの活かし方 2018.03.15 佐藤 寧子 (独立行政法人国立病院機構東京医療センター) ● マインドフルネスは,科学的に実証されたストレス軽減やコンパッション(思いやり,慈悲の心)を育む方法であり態度である。 ● 医療者向けのプログラムが開発されており,セルフケアだけでなく,患者との関係性や柔軟な思慮深い対応に有効である。 ● まずは実践。身体感覚,思考,感情に気づくことから始めてみる。 この記事の続きは、下記書籍からお読みいただけます。 Vol.28 No.2 緩和ケア 2018年3月号 「患者の 価値観に寄り添う」と 私がモヤモヤする理由 医療者は,患者の価値観に寄り添うケアを大切にしようと日々がんばろうとすることがよくある。そのなかで「患者の本心を引き出したい」「患者のために何かしてあげたい」「患者の家族問題を解決しなければ」と懸命にケアを模索し悩む医療者も少なくない。 本特集では,日常の医療やケアの場面で患者と医療者の価値観が対立するとき,患者の価値観を大切にするとはどういうことか,医療者にも限界があることを知り,価値観が違うからこそ生じるモヤモヤにどのように対処したらよいか,などについて倫理的観点をふまえて専門家が解説する。 詳細を見る ツイート