1986年に国立がんセンター(現国立がん研究センター中央病院)に看護師として就職しました。入職した
病棟は整形外科脳外科病棟でした。支持療法がない時代に,10歳代後半の若い患者さんたちが,幻視痛やがん化学療法の激しい悪心のなか,必死に生きぬいた姿が目に焼きついています。痛みのアセスメント,原因と対策を考え,その人にあった治療とケアに貢献したいという思いで,がん性疼痛看護認定看護師を取得しました。2006年から国立がんセンター東病院(現国立がん研究センター東病院)の緩和ケア病棟の看護師長となり,痛みや看取りなどの教育のために地域に出向き,訪問看護の実習をさせていただき,病院から地域へと視点が広がってきました。
仕事人の楽屋裏 20
關本翌子
2018.03.15
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