個人的にご縁をいただき,中学校・音楽大学での特別授業,一般大学での正規の講義を通して,いのちが生まれ,輝き,そして人が死にゆくことについて,さまざまな年代の生徒・学生さんたちとともに考える貴重な場を,この10 年ほど重ねて参りました。そして,がん診療に携わる医師が子どもたちの前に立つ意味を肌身で感じ,自分に与えられた大切な役割だと認識しておりましたので,できる範囲でお手伝いさせていただくことを約束しました。
こうして県のがん教育は,鮮やかな紅葉に彩られた埼玉県立熊谷女子高校で,11 月22 日に,その第一歩を踏み出すこととなりました。