がん患者,特に進行がん患者が,医療の現場で「死にたい」「死んでしまいたい」と話すことは決してまれではない。実際,先行研究においても緩和ケア病棟入院中の終末期がん患者の約20%に希死念慮が認められることが報告されている1)。
筆者もがん医療に従事する精神腫瘍医として,希死念慮を有する多くのがん患者に接してきた。本稿では,その際に気をつけているいくつかの留意点やコツを紹介したい。
がん患者,特に進行がん患者が,医療の現場で「死にたい」「死んでしまいたい」と話すことは決してまれではない。実際,先行研究においても緩和ケア病棟入院中の終末期がん患者の約20%に希死念慮が認められることが報告されている1)。
筆者もがん医療に従事する精神腫瘍医として,希死念慮を有する多くのがん患者に接してきた。本稿では,その際に気をつけているいくつかの留意点やコツを紹介したい。
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