生活をみる!放射線療法の看護ケア〈3〉
肺がんの陽子線治療を受ける患者の看護―肺炎,食道炎へのサポートが重要

2015.03.15

症例

C氏,70歳代,男性。
肺がん(cT1aN0M0)と診断された。COPD(慢性閉塞性肺疾患)や,糖尿病などの既往があるため,手術は難しいと言われ,陽子線治療を勧められた。

生活の状況は,1人暮らしであり,同じ敷地に長男家族(長男夫婦,4歳・6歳の孫)が住んでおり,夕食は晩酌しながら,息子夫婦宅で摂取している。医師や看護師の説明は理解できるが,忘れっぽいところがある。症状は,時々咳嗽がある。30年間,40本/日の喫煙歴があったが,COPDと診断された昨年に,禁煙をしている。しかし,軽度の咳嗽が持続している。

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Vol.25 No.2

緩和ケア 2015年3月号

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