“同時改定”と“基本計画見直し”で何が変わったか ―現場の手応えと課題
臨床現場では今　在宅緩和ケアの推進と訪問看護ステーションの役割

2013.03.15

　今回の同時改定は，今まで評価されなかった「連携」部分での改正や「退院促進」に関する数多くの項目が強化された。特に，病院・施設から在宅への移行がスムーズに行えるための方策に重きが置かれている。そのため，訪問看護ステーションが患者自身のため，安心して在宅移行が進むよう積極的に関わる良い機会を与えられたと考える。また，それぞれの改定により，「在宅医療の推進」と「地域包括ケアの整備」に向けての医療・介護の連携などが求められる内容となっており，在宅緩和ケアを推進するための改定としては，評価できる。

この記事の続きは、下記書籍からお読みいただけます。

200064

Vol.23 No.2

緩和ケア 2013年3月号

“同時改定”と“基本計画見直し”で何が変わったか─現場の手応えと課題

本特集ではまず，がん対策推進基本計画，診療報酬改定，医療計画と緩和ケアの関連を解説する。次に，これまで現場ではどのような影響があったか，またどのような対策を講じているのか，がん診療連携拠点病院・緩和ケア病棟・緩和ケアチーム・在宅療養支援診療所，それぞれから声を集めて，今回の同時改定のメリット・デメリットを明確にする。トピックスとして，厚生労働省が進める「在宅医療・介護あんしん2012」と「在宅医療連携拠点」がどのように進められ，何を目指すかも取り上げる

詳細を見る