症例報告
年代特有のニーズを理解し個人の成長を見守るグリーフサポート実践

2013.03.15

 本稿では,時間の経過と共に死別を受け入れるだけではなく,自分自身の弱さや問題に立ち向かう力を養い,喪失を受け入れ自分の人生を歩む20~30歳代の遺族の体験をご紹介する。いずれも母親と死別した20~30歳代の社会人女性で,本人たちが話したい時に相談サロンに来室するという,自主性を重んじた関わりであった。本報告は,サロンでの記録をもとに作成し,本人たちの同意を得,匿名性を確保するよう配慮した。

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