終末期患者において,血液疾患や出血のみならず,慢性炎症など,さまざまな原因によって,貧血・血小板減少が進行することは,頻繁に起こりうる。輸血依存性の患者さんにとって,輸血は広義の延命治療になりうる。同時に,療養の場所によっては,輸血実施が困難であるため,輸血の有無が終末期の過ごし方に,大きな影響を与えてしまっている。
「やめどき」について悩む場面―これまで行っていた治療・ケアを続けるのかやめるのか?
輸血(赤血球・血小板)のやめどき─在宅や緩和ケア病棟など,療養場所の検討へも影響がある場合
2015.08.21
この記事の続きは、下記書籍からお読みいただけます。