臨死期のバイタルサイン測定やモニター類の「やめどき・やめかた」は,看取りの重要な一側面である。前述の家族たちからは,「患者とのお別れの瞬間に立ち会って見届けたい」「最期の瞬間まで家族にも配慮してほしい」という共通した望みが見え隠れする。
そこで,本稿では,患者の意思確認ができない場面を想定し,家族と,「バイタルサイン測定やモニター類のやめどき」に関する希望をどのように話し合うか,考えてみたい。
「やめどき」について悩む場面―これまで行っていた治療・ケアを続けるのかやめるのか?
看取りの場面でのバイタルサイン測定と,心電図モニター
2015.08.21
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