「患者さんを生活者として捉えること,これはソーシャルワーカーの正司さんから教えられたことです」
1992年に山口赤十字病院で取り組み始めた緩和ケアの理念について,末永和之先生が病院スタッフに説明された時の言葉です。
当時のソーシャルワーカーは,国家資格保有者も少なく,チーム医療も確立していない時代での配属でした。この言葉は,私にとって専門職として,チームの一員として,患者主体の医療やケアを提供するという重いミッションを駆り立てるものでした。
いま伝えたいことー先達から若い世代に
”生活者”としての支援
2016.05.15
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