がん患者において,呼吸困難の発生する頻度は46~59 %と報告されており,肺がん患者に限るとさらに頻度は増して,75~87 %になると報告されている1)。また,がんに限らず呼吸困難は,終末期の患者には高頻度にみられる症状の1 つである。
本稿では,病棟スタッフと緩和ケアチームが,事例を振り返りながら,呼吸困難のマネジメントのポイントについて確認していく。
死が近づいた時の症状マネジメントー質の高いエンドオブライフ・ケアを実現するために
呼吸困難のマネジメント
2014.07.15
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