外来緩和ケアのマネジメントのコツ(3)
外来で療養先の意思決定支援を行う

2017.09.15

川島 正裕(市立岸和田市民病院 緩和ケア内科)
高見 陽子(市立岸和田市民病院 看護局)


当院では,2つの目的での緩和ケア外来を実施している。1つ目は,緩和ケア病棟の入院のための面談を行う外来で,週2日,自施設のみならず他院に入院・通院中の患者のいずれにも対応している。この場合には,おもに緩和ケア病棟への入院の可否の判断,患者・家族の意思決定支援,患者・家族の全人的苦痛の評価,緩和ケア病棟で行う医療・ケアについての説明を行うとともに,患者に対して予後を含む病状説明に関する希望や,急変時の対応についての意向の確認を行っている。

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