いま伝えたいこと―先達から若い世代に(16)
がん看護教育・研究を本格的・系統的に

2017.09.15

小島 操子(前・聖隷クリストファー大学 学長)


日本は近い将来,がんが死因の第1位になるだろうといわれ出したころに,私は大学病院の外科看護師として働き出した。そして,当時のがん医療の状況,がん患者・家族の苦しみや悲しみ,看護の無力さ等を経験して,がん看護に強く動機づけられ,がん看護を本格的に学び,実践,教育,研究に専念して50年以上が経過した。この間の2回のアメリカ留学でのがん看護の学習や実践経験,また常に日本とアメリカのがん医療・看護を視野に入れて,がん看護教育や研究にあたってきた観点から,いま伝えたいことを述べさせていただく。

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