200107
Vol.29 No.3

緩和ケア 2019年5月号

定価
¥1,650(本体¥1,500+税10%)
紙版・品切中
緩和ケア 年間購読

 目次

〔特 集〕

アドバンスケア・プランニング 光と影

企画担当:西 智弘,矢野和美

特集にあたって 西 智弘,矢野和美
アドバンスケア・プランニング(ACP):今に至るまで 木澤義之
人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドラインの要点とその変更点 木澤義之
日本人の死生観とACP 井口真紀子
ACPの影 川口篤也
家庭医はACPをどうとらえているか─緩和ケアとの連携 加藤光樹

先駆けて行った人たち
①PROs(患者報告アウトカム)をきっかけとした病院現場主体のACP実践─医療行動経済学アプローチ:ACPコミュニケーション促進のための患者だけでなく医療者へのさりげないナッジ 大谷弘行
②地域全体でACPプロセスを支える─ふくろうプロジェクト:高齢者救急×地域包括ケア×ACPの挑戦 山岸暁美

病院での取り組み
①事例検討を通して病院内に広めたACP 岩本純子
②外来通院患者へのACPの取り組み 塩井厚子,他
③移植後長期フォローアップ外来における取り組み 大内紗也子

地域での取り組み
①病院の外でACPに関わる 横山太郎
②出会いを前に─退院支援から,ACPというアプローチの必要性へ 宇都宮宏子
③訪問看護での取り組み 熊谷靖代
④「もしバナゲーム」とACP 蔵本浩一,他

連載

FAST FACT 27
幻肢痛 住谷昌彦

緩和ケア口伝─現場で広がるコツと御法度 27
がんを患う地域住民に向けたセルフマネジメント支援モデルの検証 北得美佐子
がん患者に寄り添う鍼灸治療 佐々木久子,他
‘こころ’とつながっている言葉を,がん患者に届ける ─‘体験者の持ち前’を活かした緩和ケアも見据えて 宮本直治
がん治療中の患者に対する緩和医療としての音楽療法の初期経験を通して 村上聖子

えびでんす・あれんじ・な?しんぐ(EAN)─実践力を上げる工夫 16
がん患者の疼痛の実態と課題 外来/入院の比較 榊原直喜

緩和ケアコンサルテーションの秘訣 5
コンフリクト・マネジメント 嶋田和貴,他

落としてはいけないKey Article 27
ネットワークメタアナリシスにだまされない:せん妄・オピオイド誘発性便秘症に対する薬物療法 森田達也

ホスピス緩和ケアの日々 6
持続的鎮静について─ケアタウン小平の実際 相河明規

仕事人の楽屋裏 27
広瀬寛子

のぞいてみよう! 国際学会最前線 16
「がん治療」と「支持療法」「緩和ケア」の関わりを考え,学ぶ 田上恵太