秘伝 臨床が変わる緩和ケアのちょっとしたコツ

2010.06.24
47

秘伝 臨床が変わる緩和ケアのちょっとしたコツ

ISBN:978-4-902249-47-7

仕様:A5判 294頁

本体価格(税別)
¥2,800
数量

まえがき 森田達也

I 症状の「治せる」原因を見落とさない!

1.「眠れない・トイレによく行く」患者さんが,実はアカシジア 新城拓也
2.せん妄のいろいろな治せる原因
2.-(1)慢性硬膜下血腫 鄭 陽
3.-(2)ビタミン欠乏 大西秀樹,他
4.-(3)H2-blocker 藤井志郎
5.緩和ケア医は新しいがん病変を早く見つける 森田達也
6.「がん」の診断を見直すことが必要な時もある 天野功二
7.筋肉痛や廃用の痛み対策にはリハビリテーションを考える 安部能成
8.薬剤性錐体外路症状を見逃さない 余宮きのみ
9.頻尿・便しぶり-骨盤の中に腫瘍はありませんか? 助川明子

II 痛みのマネジメントのコツ

■A■これでうまくオピオイドが導入できる■

1.生活で困っていることに焦点をあてて説明する 余宮きのみ
2.外来で「あの薬はもう二度と使いたくない」という思いへの配慮 林ゑり子
3.「説得する」のではなく,「過去の経験」を聞く 森田達也
4.レスキューを保険薬局で試し飲みし,数日間電話でモニタリング 前堀直美
5.「運転したい」人へのもうひとねばりの鎮痛 森田達也
6.外来患者さんのオピオイドへの不安のサポート 林ゑり子
7.7投与数日はジプレキサ(R)できっちり制吐する 新城拓也
8.ペンタジン(R)を短期間併用する 森田達也

■B■オピオイドを定期投与してもうまくいかない時■

9.セルフマッサージの指導 井野明子
1.リハビリテーションで鎮痛できる工夫 安部能成
11.アセトアミノフェンを工夫する 余宮きのみ
12.「オピオイド」1種類でだめなら併用も考える 森田達也
13.「痛い,痛い」アロディニア-オピオイドを増やしすぎ? 新城拓也
14.飲んでもだめなら塗ってみる
14.-(1)ケタミン軟膏 間宮敬子
15.-(2)カプサイシンクリーム,モルヒネジェル 伊藤智子

■C■効かないレスキューをちゃんと効かせる■

16.メカニズムに合わせて突出痛を見極める 冨安志郎
17.レスキューを投与量,投与経路から見直す 松尾直樹
18.PCAポンプで突出痛に対応する 関根龍一
19.PCAポンプのつなぎ方を工夫する 小山佐知子
20.入院中のレスキュードーズ-自己管理で時短を! 林ゑり子

■D■投与経路や投与方法を工夫する■

21.モルペス(R)細粒とオキノーム(R)散の経鼻管投与法 国分秀也
22.乳脂溶剤(エンシュア・リキッド(R)など)に溶いて投与する方法 吉澤明孝
23.デュロテップ(R)MTパッチを剥がれにくくする工夫 高橋浩子
24.小さいテープ(デュロテップ(R)パッチ)を使った外来や自宅での工夫 新貝夫弥子
25.フェンタニルパッチ(3日間リザーバー型製剤)を48時間おきに貼付する 国分秀也

III 痛み以外の身体症状マネジメントのコツ

■A■呼吸困難■

1.呼吸困難への酸素投与の便利ワザ 吉本鉄介
2.モルヒネの効きやすそうな呼吸困難を見分ける 田中桂子
3.デュロテップ(R)パッチでの呼吸困難にモルヒネを始める時のコツ 鄭 陽
4.すぐたまってしまう胸水をコントロールする 脇田和幸
5.「咳で苦しい」時のコデインの上手な使い方 森田達也
6.苦しくない喀痰管理の工夫 藤本亘史

■B■食欲不振■

7.食べるための小さな工夫 東口高志
8.家族に対して食事の内容のアドバイス以外で支援できること 風間郁子

■C■プリンペランだけではない嘔気・嘔吐の症状緩和■

9.消化器がんの吐き気にノバミン(R)を上手に使う 中橋 恒
10.普通の薬で吐き気が緩和できない時-(1)コントミン(R) 土井千春
11.-(2)ハイスコ(R),ブスコパン(R) 今井堅吾
12.-(3)非定型抗精神病薬 新城拓也
13.「歯磨きで吐き気が起きる」時の対策 大野友久
14.「食べられない患者さん」に経鼻胃管(NG)をうまく使うための工夫 藤本亘史

■D■便秘■

15.頑固な便秘にエリスロマイシン 茅根義和
16.ラクツロース(R)シロップが飲みにくい時にゼリー製剤(カロリールゼリー(R)) 茅根義和
17.ラキソベロン(R)の眠前服用で夜中に便が出たり,お腹が痛くなる時の工夫 茅根義和
18.緩下剤で便通コントロールがうまくいかない時 高橋浩子

■E■腹水■

19.何度も穿刺が必要な時
19.-(1)漏れない皮下トンネルの作製 松尾直樹
20.-(2)アロンアルファA(R)を使う 新城拓也
21.在宅でもできる腹水穿刺時のケア 宇野さつき
22.腹部膨満感で薬以外にできること 柏木夕香

■F■倦怠感■

23.眠気ざましにベタナミン(R)を試してみる 田 中桂子
24.倦怠感の緩和にリハビリテーションを考える安部能成
25.倦怠感に薬以外でしていること 津金沢理恵子

■G■見逃されがちな口腔の症状■

26.「舌がざらざらする」口内炎を早く見つける 井野明子
27.見逃されがちな治せる口腔カンジダ症 大野友久
28.「義歯が安定しない」「口の中が痛い」際の義歯についてのちょっとした知識 大野友久
29.口内炎に白金ナノコロイド口腔洗浄液 茅根義和,他
30.口が渇く時のケアの技 嶋中ますみ
31.口渇対策,ガムの種類にひと工夫 佐野元彦
32.放射線治療とカンジダ菌の関係 高瀬久光

■H■難渋する皮膚の症状■

33.滲出液や排液のケアには高分子ポリマーを使う 次藤美穂,他
34.がんによる皮膚創傷の痛み・かゆみに紫雲膏 久永貴之
35.在宅での自壊創,リンパ浮腫のケア 宇野さつき
36.流しやすい親水軟膏を基剤に使う 茅根義和
37.皮膚病変の出血を止めるにはエピネフリン(ボスミン(R))含有親水軟膏 茅根義和
38.むくみをみたら,NSAIDsをやめてみる 安保博文

■I■その他の症状■

39.尿バルーンが紫色になるのはなぜ? 新城拓也
40.亡くなる前の身体の変化 新城拓也

IV たかがルート,されどルートについてのコツ

1.末梢ラインがとれない時に-(1)皮下輸液 佐藤隆裕
2.-(2)肘から中心静脈カテーテル 山田理恵
3.-(3)鼠径部から中心静脈カテーテル 松尾直樹
4.毎日,皮下注射を行う場合は留置しておく 松尾直樹
5.眠れない時の睡眠薬の単回皮下投与 金石圭祐
6.舌下で使おう-(1)レペタン(R),ドルミカム(R) 佐藤恭子,他
7.-(2)ハイスコ(R) 池永昌之

V ステロイドを工夫して使うための知恵

1.副作用を最小限に抑えるステロイドの上手な使い方 中橋 恒
2.めったにないけど,ステロイドの重篤な副作用に気をつける 森田達也
3.ステロイドの副作用による多毛のケア 足立美香

VI 精神症状のマネジメントのコツ

■A■精神科医でなくてもできるマネジメントのコツ■

1.せん妄を的確にとらえ,対応する 和田 信
2.患者さんを傷つけずに認知機能障害を評価する 奥山 徹
3.眠れない時にはコントミン(R)を少し合わせる 大谷弘行
4.コントミン(R)静注で効きすぎる時には持続皮下注を使用してみる 東健二郎,他
5.どうしようもない時にはヒルナミン(R)を使う 東健二郎,他
6.どうしても眠れない時に短時間型バルビツレートを使用する 松尾直樹
7.せん妄なのか,アカシジアなのか分からない時の対応 明智龍男
8.せん妄の原因となる尿閉と宿便を必ずチェックする 田口賀子
9.イライラには抑肝散を使ってみる 金子明代,他
10.性格が問題と思われている人の中には結構,双極性感情障害の人がいる 三木浩司

■B■せん妄について分かりやすく伝えるコツ■

11.せん妄を分かりやすく説明する-(1)脳の疲れが原因 松尾直樹
12.-(2)モルヒネだけではない原因 大谷弘行
13.終末期せん妄を体験している家族へのケアのコツ 井村千鶴
14.自宅でせん妄が起きる場合の家族へのケアのコツ 宇野さつき

VII コミュニケーションのコツ

■A■何と声かけをしていいのか?難しい質問に答える■

1.寝たきりの患者さんに「歩きたい」と言われたら 余宮きのみ
2.「見つけるのが遅すぎた」と自分を責めたり,誰かを責めたりする時に 末永和之
3.「あと,どれくらい生きられるのですか?」と聞かれたら 上杉和美
4.患者さんのつらさに「何もしてあげられない」と思う時 小澤竹俊
5.怒っている患者さんや家族を前にして 藤本亘史
6.患者さんの死を前に動揺している家族のケア 中島静枝
7.鎮痛薬を使いたくない患者さんに寄り添うには 向井美千代
8.患者さんが「分かってもらえた」と感じられるために 中村めぐみ

■B■患者さんの希望を引き出すためのコツ■

9.「もう少し楽なほうがいいですか?」と尋ねる 余宮きのみ
10.患者さんが自分の思いを伝えるためのきっかけをつくる 宍戸英樹
11.身近なスピリチュアルケアへのいくつかの工夫 足立美香
12.化学療法に希望を持つ患者さんの緩和ケア病棟への移行には 向井美千代

■C■より良いコミュニケーションのコツ■

13.コミュニケーションのPOSSIBLE理論 高瀬久光
14.ポジティブにとらえる会話のコツ 末永和之
15.緩和ケアチームと各診療科とのコミュニケーション 和田 信

あとがきにかえて