身寄りのない患者への対応(3)
インフォーマルな家族(内縁)への対応─特に関わりが希薄な家族・愛のない家族のとき

2018.05.15

橘 直子
総合病院山口赤十字病院 医療社会事業部


現代における家族(生活を共にする共同体)の形態やあり様は,ライフスタイルの個人化,経済・生活活動の地域差,少子高齢化,性の多様性などによって,実にさまざまであり,実際の血縁や姻戚関係にある家族・親族よりも非血縁・非姻戚関係にある「重要他者」のほうが,患者自身の意思を汲み代理できる関係性を築けていることもしばしばある。

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