前回,地域の緩和ケアを充実するためには,一体型の緩和ケアチームを地域ごとに育てなければならない,という趣旨のことを書いた。シリーズ最終回の今回は,若干の違いがあるにせよ,このような緩和ケア専門診療所(ほとんどが無床診療所)が,わが国にはすでに多数とはいわないが決して少なくない数が存在し,そのことによって地域が変わってきたことを紹介したいと思う。
在宅ホスピス緩和ケアにおけるチームアプローチ〈最終回〉
今後の課題―緩和ケア専門診療所を中心としたネットワークの必要性
2012.09.15
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