そうなるといいですね

2016.06.15

残された時間が限られた患者さんとそのご家族は,患者さん自身のおかれている状況が厳しいことを理解しつつも,実現がきわめて難しいと考えられる「好ましい未来」を期待する言葉を発することがある。そのような場面で,極端にいうならば「偽り」ともいえる,ほとんど期待できないことに期待をもつ患者さん・ご家族の発言を訂正しないことに抵抗を感じる医療者もいる。その結果,医療者は,患者さん・ご家族が病状を理解していないと感じ,認識を正そうとさらなる病状説明を行うことがある。

この記事の続きは、下記書籍からお読みいただけます。