がんになった親と未成年の子どもを支える人々や社会資源
3.がんになった親と子どもへの学校における支援

2014.06.15

子育て中のがん患者は,自分の治療に向ける以上に,多くのエネルギーを子どもの日常生活の維持に注いでいる。子どもの成績が下がったのは私の病気のせいか,学校には相談したほうがいいのか,他の子と変わりなく学校行事に出させてやりたい…。自分の手術や化学療法の開始を遅らせても,子どもが学校行事や課外活動に,ほかの子どもと変わりなく参加できるようにと心を配り,治療の日程を調整している患者も多い。学齢期の子どもたちにとって,学校は日常生活そのものであり,多くの時間を過ごす学校での支援は重要である。

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