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臨床作業療法 2015年11・12月号

臨床作業療法 2015年11・12月号
300068

特集 もっと踏み込め!在宅復帰支援

編集担当 渡邊 基子

急性期病院に求められる在宅復帰支援技術  田中 秀宜  ●400
回復期病棟における在宅復帰支援の質の向上を目指して  吉田 尚史  ●405
介護老人保健施設で,OTの視点から在宅復帰に取り組む  大内 義隆  ●411
精神科病院で,作業実現を通じて在宅復帰を支援する  小松 博彦  ●417

烈闘作業療法

地域は家族の拡大図―支え合って生きる 茂木 有希子さん  ●392

連載

お家を変えよう!
高齢者サロンと住宅改修  児玉 道子  ●436

学校では習わないメソッド
「School AMPS」―教室で作業遂行を評価する  友宗 美菜子  ●442

複眼で見る
地域包括ケア病棟のポイント  寺門 貴  ●444

作業療法士が創る嚥下障害へのリハアプローチ
在宅版嚥下評価スケールの紹介  寺本 千秋  ●447

OTケアマネジャーはこうした!

退院調整,「生活」をどう見立てられるか,が大切  丸子 佐和子,他  ●452

コラム

らんどまーく
作業療法の魂に火をつけた3つの言葉  高畑 脩平  ●390

掘り起こせ“やる気”OTスコップ隊 認知症の人編
家族からみた認知症の症状(その1)  上城 憲司,他  ●423

女性OT ひとりで悩まないで
体力低下・体調不良を抱えながら働くこと  宇田 薫,他  ●424

勝手にOT番付
東西大関  仲地 宗幸,他  ●426

当事者・家族からみたOT
デイケアにくると本当によくなるんですね  野末 裕子  ●430

一枚の絵
ふれあい便  瓦 えり子  ●433

なんでもできる100均グッズ
激落ちスポンジ大変身!―ハラハラ!Color CUBIC  石川 愛佳,他  ●434

OTとして私が大切にしていること
自分の価値観のみに囚われない  城野 友哉  ●439

編集部が見つけたトキメキ発表

第49回 日本作業療法学会
すきま☆スイッチはじめました―重症心身障害児・者施設 入所者に対する余暇時間へのアプローチ 中西 知奈美,他  ●457
パーキンソン病患者における非運動症状を考慮した作業療法介入の検討  勝山 このみ,他  ●460
北中城若松病院の認知症カフェの紹介  中野 小織,他  ●462

レポート
研修会から広がる発達系OTの輪 編集室  ●464

アラカルト

作業療法周辺のニュース  ●466
カメラマン川上哲也の見た世界  ●目次前
書評  ●471,472
次号予告  ●474
はじまりのことば…川口 淳一  ●巻頭頁
既刊案内  ●416
インフォメーション  ●473

緩和ケア 2015年11月号
200083

目次

〔特 集〕若年成人がん患者の緩和ケア
─現場で知っておくべきYA世代の特徴と治療・ケア

特集にあたって…森 雅紀,他

臨床家が知っておきたい若年成人がん患者の特徴
─治療期から終末期まで…森 雅紀

若年成人がん患者の闘病のプロセスを共に歩む
─YA世代の心理社会的特徴とアプローチ…枷場美穂

現場で知っておくべき家族の課題と看護師にできること

①若年成人がん患者の“親”のケア…畠山とも子
②若年成人がん患者の“子ども”のケア…奥寺さおり
③若年成人がん患者の“パートナー”のケア…柏木夕香

若年成人がん患者が利用できる社会保険制度
─緩和ケアの臨床家が知っておくと,患者の治療・ケアに役立つこと…品田雄市

若年成人がん患者の意思決定支援
─自律と葛藤を支えるケア…入江佳子

若者の心情を生かしてがん医療を造る…青木和惠

緊急収録
苦痛緩和のための鎮静と安楽死のグレーゾーン
─国際的な議論,再び…森田達也

〔連 載〕

◆FAST FACT
ミオクローヌス…松本禎久

◆いま伝えたいこと─先達から若い世代に
「態度」を磨く…本家好文

◆緩和ケア口伝─現場で広がるコツと御法度
・オピオイドで性腺機能が低下する?…上元洵子,他
・終末期患者のセクシュアリティに関するケアのコツ…柏木夕香
・介護のチカラを使え!
 最期の時を支えるチカラは介護にもある…鈴木 真
・イベント前パルス療法…森田達也

◆生活をみる! 放射線療法の看護ケア
骨転移の放射線療法
─安楽な照射体位を調整し治療を完遂することが重要…田中由希

◆落としてはいけないKey Article
Liverpool Care Pathway騒動が警告する
エビデンスの裏づけのない施策の危険性…森田達也

◆仕事人の楽屋裏
宇野さつき

◆見学では分からない海外事情
おもてなしとグローバライゼーション
─オーストラリアで感じたこと…羽多野 裕

生活行為向上力の見つけ方-作業・環境・園芸療法の理論とプログラム
79

第 I 部 理論編

序章1 生活行為力を高める「作業療法」
序章2 健康づくりに役立つ「園芸」作業を活用する
第1章 園芸が“療法”と結びつく理由をつかむ

A 園芸活動をすることで、「日常の生活動作」に変化が生まれる
B 園芸作業と日常の生活動作の要素は共通している
C 園芸療法と園芸利用法があっていい
D 園芸療法の定義は「作業療法」と「環境療法」の合体
E 園芸療法は「植物」という名医が行う
F 園芸作業が療法となったときの実態紹介
G 「自然の額縁」と名づけた園芸療法プログラムから、療法を考える
H 「こころ」が動けば「身体」も動くから療法となる
I 園芸療法プログラムを実践する指導者に求められる2つの基本姿勢
J 療法となるための心得10カ条

第2章 「生活行為力」とは何か

A 「生活機能」という内容を知っておかないと、先に進めない
B 自立心を引き出す「環境療法」
C 環境刺激スケッチ

第3章 「生活する」ことは「自分トンネル」を掘ること

A 人間は自分の内に「自分トンネル」を掘っている
B 人間は8つの「自分力」をもつ
C 「作業」には、いきる4大栄養素「MILK」がある
D 「MILK栄養10元素」と「自分力」への効能
E 「MILK微細30成分」
F 「自分トンネル」掘削中は絶えず「栄養素」が補給される
G 「自分トンネル」内で開演する演目「いきる力」(2幕7場)

第4章 園芸作業が生活行為力を向上させる

A 在宅生活行為力評価
B 一コマ漫画方式の「過程分解」
C 「作業すること」が醸造発酵する生活行為向上成分
D 作業が醸造する9成分と生活行為力向上
E 生活のリズムをつかむ

第 II 部 基礎知識編

第1章 草花園芸の知識とは

A 歴史に登場する園芸
B 分類
C 生育の環境要因
D 野菜園芸の知識とは
E 果樹園芸の知識とは
F その他の植物の知識とは

第2章 造園(Landscape architecture)の知識とは

A 庭園
B 造園設計
C 造園材料
D 造園施工
E 造園管理
F 和製園芸療法ガーデン(1/fガーデン)
G 日本にあった日本人の発想による日本人向けの庭

第 III 部 実践編-どこでも園芸療法-

第1章 季節をつかむ園芸療法

A さまざまな気候からみた園芸療法
B 夏に行う園芸療法
C 冬に行う園芸療法

第2章 町・道で見つけた園芸療法

A 懐かしき風景 柿の木のある家
B 木の実や木の葉を使った園芸療法
C 道端の風景を作品にしてみましょう

第3章 野山、川、海辺で園芸療法

A 山に登って行う園芸療法
B 川辺で園芸療法
C 海辺の園芸療法

第4章 1人でも仲間ともできる園芸療法

A 野菜を使った園芸
B おひとり様園芸療法

第5章 いろいろできます園芸療法

A ペットボトル園芸
B 水を使わず花を飾ろう「モイストポプリ」
C 押し花で遊ぼう

第6章 誰でも園芸療法できる工夫

A 底上げ式花壇作り
B 座位作業向け底上げ式花壇
生活行為向上のための一口メモ

あとがき

臨床作業療法 2015年9・10月号
300067

特集 できますよ!身近に拡がる発達系作業療法

編集担当 灘 裕介

一般病院における発達系作業療法 山本 香織 ●305
児童発達支援事業・放課後等デイサービス事業における作業療法士の役割と実践 髙橋 謙 ●310
「その人らしく」を家族とともに育てる―発達障害への訪問リハビリテーション 加藤 郁代 ●314
訪問リハビリテーションにおける作業療法士の役割―重症心身障害児・者への生活支援 斉藤 崇宣,他 ●318
地方での起業と実践―「会いたい時に会える作業療法士」を目指して 佐藤 明子 ●323
「まず,やってみよう!」からの展開―山梨県作業療法士会特別支援教育委員会の取り組み 富士宮 秀紫,他 ●327
研修会を通して発達系OTのネットワークを広げる―実践!発達OTミーティングのこれまでとこれから 灘 裕介,他 ●332

烈闘作業療法

「当たり前」のことにいつも“気づき”がある  田中 栄一さん,他 ●296

連 載

【スキル】
OTケアマネジャーはこうした!

退院調整,ケアマネはつらいよ 大塚 英樹,他 ●356

複眼で見る
生活行為向上リハビリテーション実施加算 土井 勝幸 ●360

学校では習わないメソッド
「フェルデンクライスメソッド」―自己組織化と気づきのストラテジー 山際 英男 ●362

【レクチャー】
お家を変えよう!

レビー小体型認知症と住宅改修 児玉 道子 ●345

作業療法士が創る嚥下障害へのリハアプローチ
地域での嚥下障害に対する支援活動―嚥下往診から関わった事例紹介 寺本 千秋 ●364

コラム

【ライフ】
女性OT ひとりで悩まないで

産休・育休中における「生活行為」 宇田 薫,他 ●338

当事者・家族からみたOT
僕からみた作業療法のとんだ話ですよ 内藤 祐司 ●348

OTとして私が大切にしていること
人から人へつなぐもの 大貫 操 ●353

【View】
らんどまーく

「対話」するということ 羽田 舞子 ●294

掘り起こせ“やる気”OTスコップ隊 認知症の人編
認知症の人にハッとさせられる瞬間(その3) 上城 憲司,他 ●337

なんでもできる100均グッズ
「おゆまるくん」でオンリーワン! 河野 いつみ,他 ●340

勝手にOT番付
東西関脇 仲地 宗幸,他 ●342

一枚の絵
あの頃のように 宮里 麻須美 ●352

編集部が見つけたトキメキ発表

第6回 日本訪問リハビリテーション協会学術大会in大阪
ターミナル訪問リハビリテーションの実践 堀越 啓仁,他 ●369
ADOC導入により腰痛・抑うつ状態が改善し,入浴が再開できた症例 川畑 有香莉,他 ●370

アラカルト

作業療法周辺のニュース   ●372
カメラマン川上哲也の見た世界   ●目次前
書評   ●376
次号予告   ●378
はじまりのことば…川口 淳一   ●巻頭頁
既刊案内   ●322
インフォメーション   ●377

表紙写真:石原雅彦

緩和ケア 2015年9月号
200082

目次

〔特 集〕悪性消化管閉塞にどう対応する? どうケアする?

特集にあたって…山口 崇,他

悪性消化管閉塞とオクトレオチド─これからの議論のための背景知識…山口 崇,他

知っているようで知らないオクトレオチドの配合変化と薬学的知識…伊勢雄也,他

否定的な試験結果が出たことで,オクトレオチドの使い方は見直されるべきか?

私の考え1…新城拓也
私の考え2…久永貴之

悪性消化管閉塞に対する薬物療法のコントラバーシー
1)悪性消化管閉塞による腹痛に対するオピオイド鎮痛薬の選択…大坂 巌
2)抗コリン薬(スコポラミン)─出番はあるのか? その使用法は…安保博文
3)悪性消化管閉塞による悪心・嘔吐への対応─制吐薬の適応・選択は?…今井堅吾
4)コルチコステロイド投与の実際…里見絵理子
5)悪性消化管閉塞に対する胃酸分泌抑制薬─H2ブロッカー? プロトンポンプ阻害薬?…山口 崇

悪性消化管閉塞に対する消化管ドレナージの工夫
1)患者に負担の少ない経鼻胃管の使い方 岸野 恵
2)悪性消化管閉塞に対する非薬物療法の位置づけ
─消化管減圧を目的とした経皮内視鏡的胃瘻造設術と経皮経食道胃管挿入術…中村陽一,他

悪性消化管閉塞患者に対するケアの工夫
1)がん終末期の消化管閉塞における患者・家族の心理的支援
─栄養摂取と症状緩和の狭間で生じる患者・家族の葛藤をどうケアするか?…児玉久仁子
2)消化管ドレナージ排液の「におい」と「見た目」のケア…林 ゑり子

〔連 載〕

◆FAST FACT
不眠の評価…谷向 仁

◆緩和ケア口伝─現場で広がるコツと御法度
・難治性のかゆみにミルタザピンを使用してみる…西 智弘
・在宅で点滴をする時のコツ
─訪問看護師から病院の看護師に知ってほしいコツ…賢見卓也
・病棟で亡くなった方のお見送りに遭遇した患者・家族への声かけのコツ…武見綾子
・在宅療養をサポートする薬剤─こんな置き薬をしておくといいですよ…橋本孝太郎

◆落としてはいけないKey Article
「やめどき」研究
高脂血症治療薬はいつまで続けるべきなのかに関する大規模無作為化比較試験…森田達也

◆エシックスの知恵袋
この鎮静,倫理的に大丈夫でしょうか…。 …瀧本禎之,他

◆生活をみる! 放射線療法の看護ケア
前立腺がんに対する高精度放射線療法─照射前処置のサポートが重要…北川善子

◆仕事人の楽屋裏
木澤義之

◆見学では分からない海外事情
イギリスでマクミランナースとして働いて…マクンデ外狩仁美

臨床作業療法 2015年7・8月号
300066

特集 前もって知ろう!訪問リハのアクシデント -医学的・非医学的リスクの対処策

編集担当 寺本千秋
セラピストに求められる「接遇マナー」 藤田講志
外出を通じて,災害に備える 前田佳子
労働管理にまつわるリスク管理-スケジュール管理,効率的な運営をするための試みなど訪問時に必要な医学的リスクマネジメント-フィジカルアセスメントの必要性 平野康之
急性期作業療法から学ぶリスク管理 泉 良太
食支援に必要なリスクマネジメント 上山翔太郎
目的とする作業の獲得に向けた環境調整のリスクマネジメント 小林大作
精神疾患における訪問リハビリテーションの必要性とリスクマネジメント 浦野成之

列島情熱作業療法

心をつかい,作業療法を創る 森田 淳 さん

連 載

【スキル】
臨床心理学を作業療法の場で実践する

死に直面された方に接するとき(その2)-永眠されるまでの2カ月の作業療法支援をめぐって 田尻寿子,他

学校では習わないメソッド
「BiNI Approach」-身体の法則性の探究 勝山友紀

しきたりを読み解く
認知症患者リハビリテーション科 上城憲司

OTケアマネジャーはこうした!
「また畑作業ができるようになりたい」と望んだ褥瘡を有する事例 三浦 晃,他

【レクチャー】
お家を変えよう!

介護保険と住宅改修(1) 児玉道子

作業療法士が創る嚥下障害へのリハアプローチ
食事に必要な姿勢調整と手の機能 寺本千秋

コラム

【Opinion】
らんどまーく

喜びを分かち合い(愛)魅力を磨き続ける 中森清孝

【ライフ】
女性OTひとりで悩まないで

妊娠中のOTが働ける職場づくり-管理食OTの立場から 宇田 薫,他

OTとして私が大切にしていること
作業を導くもの 渡邉忠義

【View】
掘り起こせ“やる気”OTスコップ隊[認知症の人編]

認知症の人にハッとさせられる瞬間(その2) 上城 憲司,他

勝手にOT番付
東西小結 仲地宗幸,他

なんでもできる100 均グッズ
「おゆまるくん」で握りやすいグリップ 灘 裕介,他

一枚の絵
笑顔が戻るまで 瓦 えり子

とっておき紹介
福祉用具プランナー研修に参加して-作業療法士だからできること 山﨑史穂

アラカルト

作業療法周辺のニュース/はじまりのことば/カメラマン川上哲也の見た世界/既刊案内/書評/インフォメーション/次号予告

緩和ケア 2015年7月号
200081

目次

〔特 集〕認知症のあるがん患者の緩和ケア

特集にあたって…森田達也,他

認知症なのかどうか診断に苦慮する患者のアセスメント―がん患者の場合の鑑別方法と実践例…浜野 淳

がん緩和ケアに応用できる認知症ケア―「じっとしていられない」「食事をしたがらない」などへの対応…西山みどり

がん緩和ケアに応用できる認知症の薬物療法…上村恵一

がん緩和ケアに応用できる認知症患者の体験の理解
…得居みのり

緩和ケアにも役立つ優しさを伝える技術―ユマニチュード
…本田美和子,他

終末期がん患者で認知症を合併している場合の療養場所の選択―意思決定支援、使用可能な社会資源…田代真理

がん患者で認知症を合併している人へのケアのコツ シリーズ
①食べられない時のアセスメント―悪液質と思ったらそうではなかった……大谷弘行
②認知症患者のオピオイドと抗がん剤指導における服薬管理のコツ…伊勢雄也
③認知機能低下のあるがん患者の苦痛の評価…荒井和子

〔連 載〕

◆いま伝えたいこと─先達から若い世代に
エリートのケアから手の届くケアへ…季羽倭文子
◆FAST FACT
におい(wound odor)…松原康美
◆緩和ケア口伝─現場で広がるコツと御法度
・腎不全があってもモルヒネを使う場合…茅根義和
・抗がん剤治療中の悪心「仕方がない」とあきらめてよい?…西 智弘
・緩和ケアスクリーニングのコツ…佐久間由美
・在宅で看取りが近いと思った時の対応のコツ…河原正典
◆落としてはいけないKey Article論文
倦怠感に対する精神賦活薬の比較試験の積み重ねでみえてきた緩和ケアにおけるプラセボ効果の役割…森田達也
◆エシックスの知恵袋
認知症の患者さんに繰り返される肺炎治療…。ほんとうに良いことなのか疑問です…。…瀧本禎之,他
◆生活をみる!放射線療法の看護ケア
子宮がんの放射線療法―外照射・腔内照射の特徴を踏まえたセルフケア支援が重要…後藤志保
◆家族ケアのツボ
いくら説明しても,家族のクレームが止まりません……児玉久仁子
◆仕事人の楽屋裏
田村恵子
◆見学では分からない海外事情
病気と共に生きる患者の生活を支えるために―北米での多施設での経験を活かして…鈴木 梢

作業療法を創る この50年のナデシコ・サムライたちの挑戦
78

まえがき

第1章 作業療法士がまだいない時代から、作業療法を模索してきた ゲスト=澤 治子・辰巳三代子
第2章 日本のリハをみんなで引っ張っていく、そういう時代の中で仕事をしてきた ゲスト=古川 宏
第3章 言葉・作業・身体の理解を抜きにして作業療法は創れない ゲスト=山根 寛
第4章 高次脳機能障害や認知症の方が何とか在宅のまま生活できる方法を工夫したい ゲスト=種村留美
第5章 神さまがよく導いてくれて「夢のみずうみ」が生まれた ゲスト=藤原 茂
第6章 臨床の中で自分で考え、判断し、それを言語化できる作業療法士を育てたい ゲスト=辛島千恵子
第7章 その人の生活空間を感じとり、その場で「こうしたらいいよ」と言えるようでありたい ゲスト=小川敬之
第8章 「存在を肯定する」作業療法を目指して ゲスト=田中順子
第9章 人は最期まで変わっていける -OTはそのきっかけになる何かを提供できるかもしれない ゲスト=目良幸子
第10章 最後の最後までここで楽しく過ごしてほしい ゲスト=石井晴美

インタビューを終えて 対談 鎌倉矩子・岩﨑清隆

緩和ケア 2015年6月増刊号
200080

目次

 第Ⅰ部 「やめどき」について悩む場面―これまで行っていた治療・ケアを続けるのかやめるのか

Ⅰ-1  骨関連事象予防のために投与されていたビスホスホネートとデノスマブ(ランマーク®)のやめどき 櫻井宏樹
Ⅰ-2  悪性消化管閉塞に対するオクトレオチド 久永貴之
Ⅰ-3  輸血(赤血球・血小板)のやめどき─在宅や緩和ケア病棟など,療養場所の検討へも影響がある場合 廣橋 猛
Ⅰ-4  経口分子標的治療薬 宮本信吾
Ⅰ-5  飲めなくなった時のステロイド,どうする? 浜野 淳
Ⅰ-6  内服できなくなった時の経口抗てんかん薬 松本禎久
Ⅰ-7  糖尿病治療薬,高血圧治療薬,高脂血症治療薬 矢部正浩,他
Ⅰ-8  喘息・COPDを有する終末期がん患者への吸入治療 渡邊紘章
Ⅰ-9  認知症治療薬・抗うつ薬・統合失調症に対する抗精神病薬など既存の精神疾患に対する治療薬 小川朝生
Ⅰ-10  血液透析 有賀悦子
Ⅰ-11  終末期の痰喀出困難な状況での吸引処置─家族と共に吸引の判断を調整する 長谷川亜希
Ⅰ-12  看取りの場面でのバイタルサイン測定と,心電図モニター 柏木夕香
Ⅰ-13  終末期がん患者の排泄行動を支援する 船見恵美子
Ⅰ-14  リハビリテーション 大野 綾
Ⅰ-15  在宅移行後の病院への通院 本田晶子

 第Ⅱ部 「治療するかしないか」について悩む場面─新しく治療・ケアを始めるのか?

Ⅱ-1  熱源がはっきりしない発熱のマネジメント 森岡慎一郎,他
Ⅱ-2  進行がん患者の複雑性尿路感染や,無気肺内の呼吸器感染に対する治療 廣橋 猛
Ⅱ-3  終末期がん患者の誤嚥性肺炎診療の考え方 渡邊紘章
Ⅱ-4  がん終末期の繰り返すまたは治療抵抗性の高カルシウム血症 松田洋祐
Ⅱ-5  終末期がん患者に起きた,骨転移によらない,大腿骨頸部骨折 阿部泰之
Ⅱ-6  進行疾患の終末期に合併した呼吸不全(低酸素血症)への酸素投与をどうするか? 山口 崇
Ⅱ-7  出血源が明確でない消化管出血・吐下血 大澤岳史,他
Ⅱ-8  下肢静脈血栓症,Trousseau症候群(多発性の脳梗塞)血栓症の予防 赤司雅子
Ⅱ-9  頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍,心房細動) 坂下美彦
Ⅱ-10  内服できず,予後が週〜短い月の単位と考えられる場合のうつ病 清水 研
Ⅱ-11  褥瘡の予防 松原康美

第Ⅲ部 「どうしたらいいのか」悩む場面─正解のない状況でのコミュニケーションや考え方

A. 患者との対応
Ⅲ-A-1  疼痛コントロールに難渋する怒りの強い患者への対応 藤本亘史
Ⅲ-A-2  医療者によって訴えが異なる患者への対応─患者の真意を捉え,支援する 山口郁美
Ⅲ-A-3  患者のゆるぎない信念 堺 千代
Ⅲ-A-4  病状を否認する患者 藤原由佳
Ⅲ-A-5  「“進行がん”という病気への理解が困難な状況」における臨床現場での対応 林ゑり子
Ⅲ-A-6  骨折のリスクがあるが歩きたい患者 宮越浩一
Ⅲ-A-7  「今はまだ帰れない」とき─早く帰りたいという患者と,このままでは帰すのが心配な医療者 林ゑり子

B. 家族との対応
Ⅲ-B-1  家族への説明を患者が拒む 大木純子
Ⅲ-B-2  終末期がん患者の輸液の減量 田代真理
Ⅲ-B-3  看取りが近い時期に「一度,家に帰ってきたいけど大丈夫?」と言っている家族への対応 清原恵
Ⅲ-B-4  呼吸困難に対するモルヒネの開始に,不安を抱いている家族への対応 角甲 純
Ⅲ-B-5  たまたま現れた経過をよく理解していない家族への対応 本田晶子

C. 患者と家族とのあいだで
Ⅲ-C-1  補完代替医療をめぐる患者と家族の意見の違い 海津未希子
Ⅲ-C-2  食事と栄養に対する患者と家族の闘い(food battle) 近江真貴子,他
Ⅲ-C-3  偽りの説明を求める家族 今泉洋子,他
Ⅲ-C-4  患者と先々の話ができない家族 矢野和美
Ⅲ-C-5  患者と希望の合わない元配偶者 杉田智子
Ⅲ-C-6  「離別した娘に最期に娘に会いたい…」でも家族は会わせたくない 丸山美香
Ⅲ-C-7  自宅ではない場所で婚姻関係にないパートナーと共に在宅ケアを受けたい患者への支援 濵本千春

臨床作業療法 2015年5・6月号
300065

特集 精神障害とスポーツ -サポーターは作業療法士

編集担当 朝倉起己

精神医療とスポーツ 岡村武彦
精神科作業療法とスポーツ-効果と作業療法士の役割 坂井一也
精神障害とフットサル-愛知県での取り組み 北野智和

〔フットサルを通してリカバリーする〕
事例(1)チーム内の交流からコミュニケーションが変化したケース 中西美和子
事例(2)自主運営のチーム「BOSCO NEXT」に変わって 羽田舞子
事例(3)役割の効果 -キャプテンになったことを機に変化した事例 高野 隼
事例(4)長崎県の精神障害者スポーツの現状とamigo 長崎のあゆみ 本村幸永

フットサル vs 手工芸 精神障害者へのスティグマ低減効果の比較-養成校学生を対象として 中村泰久

列島情熱作業療法

ぼくとつな子どもの力に魅せられて 香村朱美 さん

連 載

■ スキル
OTケアマネジャーはこうした!

「気ままに1人暮らしをしたい」と望んだアルツハイマー型認知症の事例 丸子佐和子,他

臨床心理学を作業療法の場で実践する
死に直面された方に接するとき(その1)  田尻寿子,他

学校では習わないメソッド
キネステティク-自然な介助のテクニック 北川弘二

作業療法士が創る嚥下障害へのリハアプローチ
地域における嚥下往診システムの構築 寺本千秋

■ レクチャー
お家を変えよう!

2世帯住宅と住宅改修 児玉道子

しきたりを読み解く
がんリハビリテーション研修会の課題 安部能成

コラム

■ Opinion
らんどまーく

変わるものと変わらないもの 三瀬和彦

■ ライフ
女性OTひとりで悩まないで

職場でざっくばらんにディスカッションしてみました! 宇田 薫

OTとして私が大切にしていること
「当たり前」のもつ力 上田章弘

■ View
掘り起こせ“やる気”OTスコップ隊[認知症の人編]

認知症の人にハッとさせられる瞬間 上城 憲司,他

なんでもできる100 均グッズ

ガラスシール作り 灘 裕介,他

勝手にOT番付
東西前頭筆頭 仲地宗幸,他

一枚の絵
オラフ,できた!! 田中 亮

アラカルト

作業療法周辺のニュース/はじまりのことば/カメラマン川上哲也の見た世界/既刊案内/書評/インフォメーション/次号予告

アフリカで老いを生きる-看護師・助産師として人々と共に-
77

はじめに

第1部 アフリカでの日々と希望

1. 内戦下の日常生活
2. 彼らが生きていた証
3. 平和だったころ
4. 幸せな光景
5. 農業しかない
6. ようこそ、いらっしゃいました
7. 笑い飛ばして生きる

第2部 こころは常にアフリカと共に

8. 住めば都
9. 気球に乗せたかった子どもたち
10. エボラ出血熱
11. アンドレ・ジイドの『コンゴ紀行』
12. ザイール縦断の旅2656キロ
13. 老後はアフリカで

第3部 忘れられない人たち

14. この子がいるから
15. アフリカン・ドリーム
16. シスター・マリアに会いに行く旅
17. コンドルは飛んで行く
18. これが象ですか
19. アフリカの土

第4部 夢を追い求めて

20. あんぱんまん
21. サハラ砂漠への夢
22. マニキュア
23. 猫の話
24. 1992年
25. 僕は猫のトムです
26. カフェの話
27. 支えられて20年

おわりに

緩和ケア 2015年5月号
200079

目次

〔特 集〕現場で活用できる意思決定支援のわざ

特集にあたって…木澤義之,他

アドバンス・ケア・プランニングと意思決定支援を行うためのコツ…木澤義之

アドバンス・ケア・プランニング─現在までの知見とこれからの方向性…阿部泰之

エンディングノートの活用方法…矢野和美

さまざまな意思決定支援の場面
・認知症患者の意思決定支援…小川朝生
・面会に来ない家族の意見をどうするか?…長江弘子,他
・代理意思決定者が決まらない時…大関令奈
・家族カンファレンスの開き方─妻の死を受け入れられない夫と,もう治療を望まない妻…畠山とも子

エンド・オブ・ライフケアにおける意思決定の考え方…尾藤誠司

〔連 載〕

◆FAST FACT
怒り…大谷弘行
◆いま伝えたいこと─先達から若い世代に
犀の角のようにただ独り歩め…志真泰夫
◆緩和ケア口伝─現場で広がるコツと御法度
・乳がんリンパ浮腫がみられる場合の洋服選びのコツ
利き腕が腫れてしまった時の生活への配慮のコツ…大畑美里
・終末期患者・家族への経済的支援のコツ…品田雄市
・悪性腹水などに対し,スピロノラクトンと併用してアゾセミドを使用してみる…西 智弘
・不安がある痛みにリリカ®…小田切拓也
◆落としてはいけないKey Article論文
輸液の効果に関する20年にわたる積み重ねの比較試験…森田達也
◆仕事人の楽屋裏
川越 厚
◆見学では分からない海外事情
米国・日本での経験からみえるカナダブリティッシュコロンビア州の緩和ケアの今…岩本喜久子
◆生活をみる!放射線療法の看護ケア
乳がんの放射線療法─皮膚炎へのセルフケア指導が重要…田中陽子
◆家族ケアのツボ
小さい子どものいる若い家族が心配です……児玉久仁子
◆エシックスの知恵袋
体調も気持ちも不安定な終末期の患者さんに,「予測される予後を伝えなくてはいけない」ことに悩んでいます…。…瀧本禎之,他

ホスピス緩和ケア白書2015 ホスピス緩和ケアを支える専門家・サポーター
76

序 文 志真泰夫

第 I 部 ホスピス緩和ケアを支える専門家・サポーター

1.ホスピス緩和ケアを支えるさまざまな人たち 末永和之
2.薬剤師 縄田修一
3.理学療法士 林 邦男
4.作業療法士 目良幸子,他
5.言語聴覚士 安藤牧子
6.臨床心理士 小池眞規子
7.医療ソーシャルワーカー 田村里子
8.音楽療法士 新倉晶子
9.園芸療法士 澤田みどり,他
10.アロマセラピスト 山下真理
11.チャプレン 沼野尚美
12.ビハーラと仏教者 谷山洋三
13.アニマルセラピスト 大日向潔
14.チャイルド・ライフ・スペシャリスト 村瀬有紀子
15.ボランティア 吉村規男
16.歯科医師  大野友久
17.管理栄養士 山邊志都子
18.介護支援専門員 田中嘉章

第 II 部 統計と解説

1.データでみる日本の緩和ケアの現状 宮下光令,他
2.緩和ケア関連の資料

臨床作業療法 2015年3・4月号
300064

特集 住民が主役のコミュニティづくり-作業療法士ができること

編集担当 寺門 貴

カフェ型ヘルスコミュニケーションによる市民参加型の健康づくり-対話が可能にする変容的学習 孫 大輔
作業療法士だからこそ,地域・社会貢献を! 大郷和成
作業療法士が被災地域でのコミュニティづくりに関わる 野津裕二郎
作業に焦点を当てた対話の場「omni-cafe」-人々が作業的存在として自己を育むきっかけとなる場として 西野由希子
地域包括支援センターが考えるまちづくり 城野友哉

列島情熱作業療法

ギターを置いて作業療法士道へ 泉 良太 さん

連 載

■ スキル
OTケアマネジャーはこうした!

「自分の家のお風呂に入りたい!」と望んだ中心性頸髄損傷の事例 大塚英樹,他

作業療法士が創る嚥下障害へのリハアプローチ
嚥下障害に作業療法? -チームアプローチの重要性 寺本千秋

回復期リハビリテーション病棟におけるチームアプローチ
患者の心理的理解とその関わり 石垣賢和

臨床心理学を作業療法の場で実践する
医療者の障害受容の考えと,患者さんの考えの折り合いから学ぶ 田尻寿子,他

■ レクチャー
お家を変えよう!

視覚障害と住宅改修 児玉道子

しきたりを読み解く
がん患者リハビリテーション料の検討 安部能成

コラム

■ Opinion
らんどまーく

子どもと未来と作業療法 酒井康年

■ ライフ
OTとして私が大切にしていること

「人」と向き合う 楠 将二郎

女性OTひとりで悩まないで
妻をサポートするパパOTの悩み 宇田 薫,他

■ View
掘り起こせ“やる気”OTスコップ隊[認知症の人編]

重度認知症の人への創作活動(その2) 上城 憲司,他

なんでもできる100 均グッズ

グルーガンで立体文字 灘 裕介

勝手にOT番付
東西前頭2枚目 仲地宗幸,他

一枚の絵
手を「ぐい~ん」と伸ばして 満井礼子

学校では習わないメソッド
「ユマニチュード」 -認知症に対するテクニック 篠原 真

とっておき紹介
タブレットPCを用いた上肢協調性運動機能評価機器(Trace Coder(R))とその活用 加藤順一

編集部が見つけたトキメキ発表
リハビリテーション・ケア合同研究大会 長崎2014
リハビリ卓球プログラムの開発およびそれに基づくサービスの提供 小峰優佳,他
回復期リハビリテーション医療後の社会復帰支援-障害者支援施設「にじ」の取り組み 福澤 至,他
下衣着衣自助具「パッチエイド」の作製 藤野祥二

アラカルト

はじまりのことば/カメラマン川上哲也の見た世界/作業療法周辺のニュース/書評/インフォメーション/既刊案内/次号予告

それでも共に歩きたい 重度障害者の自立を支える茶の花福祉会の挑戦
75

まえがき 茶の花書籍企画プロジェクト

第一章 重度障害者でも社会活動に参加し、ふつうの暮らしを

オープンな雰囲気の入所施設-大樹の郷/若く、重い障害の人たちのために/大樹の郷の一日/戸外歩行でセロトニンを分泌させる/ダイナミックリズムでリハビリテーション/食事で生活習慣病予防/目が合う、笑顔が出る、しっかり歩ける/目標は「三〇歳までにグループホームへ」/重い障害の人たちが暮らしを営む施設-大樹の家/活発な集団活動で、「どんどん外に出て行こう」/グループ制の小集団で助け合う/利用者の拠点としての二つの役割/農産物、パン、団子、うどんのお店が集まるふじさわ大樹作業所/茶の花福祉会初の就労継続支援A型施設/茶の花福祉会で初めてのこと/助け合う関係に/互いにスキルアップを目指して

第二章 施設でもプログラムでも「ないなら、つくろう!」が基本精神

「親がいなくなったら、どうやって生きていけば…」/「ないなら、つくろう!」挑戦のはじまり/「反対」の声を乗り越えて/「地元から」「困っている家庭から」「重度の人から」/「自主性の尊重」と「ふつうの暮らし」/「何もしないことが自主性の尊重なのか」/「どんどん表に出て行ってほしい」/「大樹館」オープン/半年で壁の修理費が五〇〇万円/「退所させることは認めません」/集団のプログラムに取り組むプロジェクト/「状況を一変させよう!」/すっかり変わった大樹館/「年金と合わせて月-〇万円」を目指す/「来たいっていう人は、受け入れようよ」/「団子は大きく、あんこをケチるな」/利益を生み出す仕組みをつくる/「ふつう」のために支援する/「人の成長は、集団への参加から始まる」/集団に入るから意欲が生まれる、助け合える/社会福祉法人の役割とは/補助金に頼らない経営を目指す/「福祉施設にも経営感覚が必要だ」/大樹の郷開設へ/自立へ向けて

第三章 やっと大樹にたどり着いた〈座談会〉

養護学校後の行き場がない時代/行くところがない-一〇年にも感じた一年間/施設への通所で疲れ果てて/このままでは親子心中になりかねない/パニックになると…/障害のある子は、一〇人いれば一〇人違う/理事長は切り捨てない、見放さない/子どもたちの活動、親たちの活動/大樹館で子どもたちは変化した/障害者の子は親より先に亡くなったほうが?/生き延びることが何より大事/これからの課題-年をとったらどうなるか

第四章 わきでる思いを社会的使命にかけて

理事長が現場に立つ姿/「適当でいいんだよ」/車庫の片隅に、家族九人が身を寄せ合って/おとなしく、泣き虫だった/障害のある子との出会い/アルバイト小学生/家事を手伝い、畑で働く/恐怖の小学校修学旅行/アイスキャンディーを売りまくる/仕事と中学校と/騒然とした社会/一生懸命働けば、人は見ていてくれる/しぶしぶ高校に進学/食品学の自由研究に興味をもつ/建設現場で人生を知る/高校時代の思い出/「政治の季節」の只中で/食品会社に就職/高利貸しにお金を貸した話/政治運動の世界への転身/市議会議員として働く/党を離れて/茶の花福祉会に打ち込む/受け継がれる思い

茶の花福祉会の歩み

決断、速攻力で重度障害者と共に歩む物語-あとがきに代えて… 石井 聖

画像・シェーマで納得!「つらい症状」のもとが見える
73

■プロローグ
■キャストの紹介

第1話 乳がんの多発脳転移-急性非交通性水頭症

吐き気が止まらず,なんだかうまく歩けません
[読影メモ]「白」に注目! 脳MRI

第2話 乳がんの髄膜播種

ママもうがんばれないみたいなの,ごめんね
[読影メモ] 造影剤で白くなる
[おさえておきたい!] 親が終末期を迎える時の子どものケア

第3話 下咽頭がんの浸潤,多発リンパ節転移

私の顔色,やる気,元気 なおりますか
[読影メモ] 血管とリンパ節の見分け方
[おさえておきたい!] 気管切開後の気管カニューレの管理

第4話 肺がんの縦隔リンパ節転移-上大静脈症候群

急に顔と首が腫れてきたんですけど,大丈夫でしょうか?
[読影メモ] 造影剤の注入

第5話 肺がんの心膜浸潤-心タンポナーデ

あぁ,息すんのえらいわぁ,どないどしてやぁ
[読影メモ] 肺野条件,縦隔条件

第6話 胃がん術後のリンパ節再発-閉塞性黄疸

かゆくて かゆくて たまりません!
[読影メモ] 胆道の超音波検査とMRCP
[おさえておきたい!] 頻出する略語の用語解説

第7話 膵臓がんの神経叢浸潤

みぞおちがずっと痛くて,食欲も落ちちゃいました
[読影メモ] CTでの白黒
[おさえておきたい!] 低カルシウム血症の機序と治療

第8話 胃がん術後の癒着性イレウス

急にお腹が痛くなって,吐き続けています
[読影メモ] CTでの小腸と大腸の見分け方
[おさえておきたい!] 緩和ケアのためのイレウス予防の栄養相談

第9話 乳がんの脊椎骨転移

痛くて,検査どころではありませんっ!!
[読影メモ] pedicleってなあに?

第10話 子宮がんのがん性腹膜炎─肺血栓塞栓症

こんなお腹じゃ,着られる服がないんですよ!
[読影メモ] MRIはどうして全身いっぺんに撮れないの?
[おさえておきたい!] 腹水濾過濃縮再静注法のポイント

第11話 肛門がん術後の腎不全-尿閉

お腹が張って,おしっこも出ません!
[読影メモ] 腎不全と造影剤

第12話 多発肝転移を伴う非切除直腸がん-溢流性下痢

便がガマンできないなんて,情けない話ですね
[読影メモ] 比較が大切

■編集者としてのアドバイスの立場から患者へ
■エピローグ/エンドロール

がんサバイバーを支える 緩和デイケア・サロン
74

序文 阿部まゆみ,他

第1章 がん医療政策とがんサバイバー

1.日本のがん医療政策におけるがん患者を支えるシステム 山﨑章郎
2.がん治療の進歩の中で生き抜くがん患者 有賀悦子
3.日本における緩和ケアの歩み 渡邊 正
4.緩和デイケア・サロンの広がりに向けて 阿部まゆみ,他

第2章 イギリスのホスピスにおける緩和デイケアから広島へ

1.イギリスのホスピスにおける緩和デイケアの歴史と定義 阿部まゆみ
2.イギリスのホスピスにおける緩和デイケアの実際
(1)聖クリストファーホスピス 阿部まゆみ
(2)ドロシーハウスホスピス 橋本 淳
(3)ペニー・ブローン・キャンサー・ケア(ブリストル) 荻原菜緒
3.広島県緩和ケア支援センターにおける緩和デイケア 本家好文,他

第3章 がん患者サロンの動き-街の中のコミュニティサロン

1.サロン「つむぎの路」(広島県・竹原市) 大石睦子
2.サロン「みんなの家」(広島県・尾道市) 中石華代子
3.「雲南サロン 陽だまり」(島根県・雲南市) 小林貴美子
4.「ホスピス研究会OKAZAKI」(愛知県・岡崎市) 金田亜可根
5.「ラムズイヤーグループ」(愛知県・豊橋市) 田中史佳
6.「和やかサロン」(岐阜県・羽島市) 高木和子
7.「がんカフェ」(東京都・清瀬市) 高世秀仁

第4章 地域クリニック・訪問看護ステーションのがん患者サロン

1.緩和ケアサロン「ほっとひと息」におけるデイホスピス事業 矢津 剛
2.通所リハビリテーションを活用した緩和デイケア 横山幸生
3.パリアンのデイホスピス 川越博美
4.花の谷クリニックのがんサバイバーシップを支える取り組み 伊藤真美
5.緩和ケアクリニック・恵庭のデイホスピス「サロン・ド・ミュゲ」 柴田岳三,他
6.NPO法人緩和ケアサポートグループ「ふらっとカフェ・ふらっと相談室」 河 正子,他

第5章 がん診療連携拠点病院などの院内がん患者サロン

1.岡山済生会総合病院「サロンさいせい」 金田美佐緒
2.名古屋第二赤十字病院「がん患者サロン」 川出義浩,他
3.岩手医科大学附属病院「がん患者・家族サロン」 木村祐輔,他
4.松江赤十字病院「くつろぎサロン」 川上和美
5.東海中央病院「緩和ケア病棟サロン」 澤井美穂,他
6.江南厚生病院「がんサロン“にじの会”」 宇根底亜希子
7.愛知県がんセンター中央病院における患者サロン 柴田亜弥子
8.京都桂病院におけるがん患者サロン「きずな」 入江篤志
9.熊本大学医学部附属病院「熊本がんサロン」 山下貴容子,他
10.名古屋大学医学部附属病院の患者情報センター「広場ナディック」 黒柳佳代,他

第6章 動き出した緩和ケアセンター

1.四国がんセンター 患者・家族総合支援センター「患者・家族サロン」 井上実穂,他
2.愛知県がんセンター愛知病院 緩和デイケアと乳腺サロン 渡邊祥子,他

第7章 大学キャンパス内の緩和デイケア・サロン

1.名古屋大学 キャンパス型「緩和デイケア・サロン」 阿部まゆみ
2.名古屋大学「緩和デイケアスタッフ人材育成セミナー」 阿部まゆみ
3.埼玉県立大学 キャンパス型「緩和ケアサロン」 川畑貴美子

第8章 がん患者サロン実施のエッセンス-がん診療連携拠点病院の全国調査から

1.がん診療連携拠点病院15施設に対する聴取調査からみた「がん患者サロン」のあり方安藤詳子,他
2.全国のがん診療連携拠点病院における「がん患者サロン」の実施要件からみた実態調査 光行多佳子,他

あとがき 阿部まゆみ,他

緩和ケア 2015年3月号
200078

目次

〔特 集〕終末期の身の置き所のなさの緩和ケア

特集にあたって…西 智弘,他
「身の置き所のなさ」─概念とその変遷…森田達也

「身の置き所のなさ」への専門的アプローチ
<1> 緩和ケア医が行う「身の置き所のなさ」へのアプローチ…西 智弘
<2> 精神科医だからこそ鑑別できる「身の置き所のなさ」…上村恵一
<3>「 身の置き所のなさ」をうったえる患者・家族へのケア─看護師にこそできること…武見綾子

「身の置き所のなさ」のピットフォールとコントラバーシー
<1> 身体変化の初期症状としての「身の置き所のなさ」…松田洋祐
<2>死亡直前の魂の叫びとしての「身の置き所のなさ」─mental anguishへの薬物以外の対応…田村恵子
<3>「倦怠感」「身の置き所のなさ」にオピオイドの投与はありか・なしか…新城拓也
<4>精神的苦痛・いわゆるスピリチュアルペインによる「身の置き所のなさ」に対する鎮静の是非…松本禎久

緊急収録
安楽死・医師による自殺幇助─緩和ケアの臨床家が知っておくべき知識…森田達也・大西恵理子

〔連 載〕

◆いま伝えたいこと─先達から若い世代に<2>
「ペーシエントからパースンへの挑戦」に価値をおいて…石垣靖子
◆FAST FACT<2>
かゆみ(掻痒)…西 智弘
◆緩和ケア口伝─現場で広がるコツと御法度<2>
・ 皮下点滴による抗菌薬治療について…小田切拓也
・この薬,皮下投与でも使えます!─安城構成病院 緩和ケア病棟の場合…小林頼子
・黄疸や体表のがんがある方のエンゼルケアのポイント…岸野 恵
・緩和領域におけるせん妄患者にクエチアピン(セロクエル®)…佐伯吉規
◆森田達也の 落としてはいけない論文<2>
消化管閉塞に対するオクトレオチドの検証試験―有効性を示せず…森田達也
◆エシックスの知恵袋 <3>
患者さんの希望するケアの方法,今は危険だと思うのだけれど…瀧本禎之,他
◆放射線療法の看護ケア<3>
肺がんの陽子線治療を受ける患者の看護―肺炎,食道炎へのサポートが重要…藤本美生
◆家族ケアのツボ<5>
突然来て自分の意見を主張する家族にどう対応すればいいの…児玉久仁子
◆仕事人の楽屋裏<2>
岡本禎晃
◆見学では分からない海外事情<2>
ホスピスハワイでの看護師の実践…染谷康子

 

臨床作業療法 2015年1・2月号
300063

特集 担当患者のその後を知っていますか?―つなぐ作業療法

退院後の担当患者を知ることの意味―縦のチームを創ること 澤 俊二 439

第1部 ‌身体障害者が回復期から生活期へ,OTの連携を通じて地元で暮らすケース
回復期からつなげる作業療法 前田 美奈 447
回復期から在宅への移行,そして帰郷先の生活へ 宮里 麻須美 453
身体障害領域の作業療法士が症例の「その後」を知って 宇田 薫,  459
身体障害領域の対象者の「その後」を知り,作業療法の役割を知る 宇田 薫 466

第2部 ‌精神障害者が病院から地域へ,OTの連携を通じて地元で暮らすケース
退院意欲につなげる作業療法―退院までを支えて 山田 睦 471
地域定着につなげる作業療法―退院後を支えて 山本 恵理子 476
精神科作業療法と地域定着支援のつながりの検証―退院時の予測とその後の生活を知って 苅山 和生,他  482
精神科領域の作業療法士がつなぐこととその意味―本人と支援者の振り返りをもとに 苅山 和生 486

連載

■スキル
イラストで見る脳卒中片麻痺患者へのアプローチ

ADL障害の理解と介入③ 渕 雅子 491

臨床心理学を作業療法の場で実践する
障害を負うこと,失うことが引き起こす心理的反応 田尻 寿子,他 507

回復期リハビリテーション病棟におけるチームアプローチ
カンファレンスでの多職種との相互理解―その改善と作業療法士が果たす役割 井上 英二 517

■レクチャー
お家を変えよう!

脳血管障害と住宅改修③ 児玉 道子 504

コラム

■Opinion
らんどまーく

人との出会いを大切に 渡邊 基子 436

■ライフ
女性OT☆ひとりで悩まないで

妊娠中の働き方―相談者の今 宇田 薫,他 500

ぼくのリハビリ物語
30代後半のリハビリと生活 藤井 規之 502

作業療法のアイデンティティー
地域における作業療法のアイデンティティー 大熊 明 513

■View
掘り起こせ“やる気”OTスコップ隊 認知症の人編

重度認知症の人への創作活動(その1) 上城 憲司,他 497

パント大吉のどこでも遊ぼ!
ホームゴルフ パント大吉 498

一枚の絵
クラスノートにトライした,あーちゃんの笑顔 酒井 康年 506

アラカルト

はじまりのことば   巻頭色頁
カメラマン川上哲也の見た世界   目次前
書評  496
インフォメーション  512
総目次  521
既刊案内  524
次号予告  525

緩和ケア 2015年1月号
200077

目次

〔特 集〕口腔粘膜吸収性フェンタニルと突出痛

特集にあたって…山口 崇,他
改めて突出痛の概念を考え,その特徴を知る…山口 崇,他
レスキュー薬再考―しっかりとした知識をもとに…森田達也
●口腔粘膜吸収性フェンタニルについてのQ&A
飲めない」だけの理由で使っていいの?…小杉寿文
予防的投与は可能か?…大坂 巌
タイトレーションをするか?しないか?…瀧川千鶴子
オピオイド注射製剤とフェンタニル口腔粘膜吸収製剤によるレスキューの比較…関根龍一
アブストラル®舌下錠とイーフェンバッカル錠,どちらを使う?…岡本禎晃
在宅でどう使う? …中島一光
●ちょっと待った!!
口腔粘膜吸収性フェンタニル製剤の“その使い方”…山口 崇,他

〔連 載〕

◆緩和ケア口伝―現場で広がるコツと御法度〈1〉
○皮下点滴を始める時のコツ…西 智弘
○皮下点滴のトラブルシューティング!
落ちない,むくんだ,にどう対応するか?…宇野さつき
○オピオイドの眠気にアリセプト®…新城拓也
○副作用の説明しすぎに注意!ノセボ効果…新城拓也
◆いま伝えたいこと―先達から若い世代に〈1〉
死という現実をみつめる…柏木哲夫
◆落としてはいけないKey Article〈1〉
ケタミンに関する最大規模の比較試験…森田達也
◆エシックスの知恵袋〈2〉
「母には言わないで」という患者さん、決められそうにない奥さん…瀧本禎之,他
◆FAST FACT〈1〉
しゃっくり(吃逆)…山口 崇
◆生活をみる!放射線療法の看護ケア〈2〉
食道がんの放射線療法―栄養サポートがケアの要…遠藤貴子
◆家族ケアのツボ〈4〉
患者に真実を告げず,非現実的な希望を語る家族にどう対応すればいいの…児玉久仁子
◆仕事人の楽屋裏〈1〉
明智龍男
◆見学では分からない海外事情〈1〉
グローバルな緩和ケアへの扉―MASCC年次総会参加を通して…森 雅紀