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暮らしの中のリンパ浮腫ケア【解説書付きDVD】(下巻)脚のケア実践ガイド

ひとと植物・環境-療法として園芸をつかう-
37

プロローグ -しずかな命とのかかわり

1療法としての園芸とは

1・1 生活と植物
1・1・1 病いの床に一輪
1・1・2 しずかな命
1・1・3 ヒトと植物
1・2 健康と生活
1・2・1 治療と療養
1・2・2 養生と保健
1・3 園芸と療法
1・3・1 園芸療法
1・3・2 園芸福祉
1・3・3 園芸活動
1・3・4 環境としての植物
1・4 療法としての園芸
1・4・1 園芸療法の定義
1・4・2 園芸療法の位置づけ
1・5 療法としての分類
1・5・1 受動的療法
1・5・2 能動的療法

2 植物をもちいる療法の歩み

2・1 その昔
2・2 園芸療法の源流 -作業療法の歴史と共に
2・3 欧米における園芸療法

2・3・1 療法としてのルーツ
2・3・2 戦争と園芸療法
2・3・3 専門職の誕生と育成
2・4 日本における園芸療法
2・4・1 作業療法の一環としての農耕・園芸
2・4・2 園芸療法のはじまり
2・4・3 園芸療法士の育成
2・5 新たな動きと課題

3 ひとと植物

3・1 植物の特性
3・1・1 植物 -しずかな命
3・1・2 動物 -うごく命
3・1・3 植物と動物 -共に生きる
3・1・4 ひとと植物
3・2 農耕と園芸
3・2・1 農耕 -文明のはじまり
3・2・2 園芸 -文化と共に
3・3 作物 -植物の恵み
3・3・1 作物の分類
3・3・2 農作物
3・3・3 園芸作物
3・4 植物の利用
3・5 人間の欲求と園芸
3・6 日本人と植物

3・6・1 日本の自然と自然観
3・6・2 日本人と園芸
3・6・3 日本人と花
3・6・4 日本人と稲作文化
3・7 地球システムにおける植物との共生

4 植物をもちいる療法の構造

4・1 療法としての構成要素と構造
4・1・1 植物をもちいる療法の構成要素
4・1・2 療法の構造
4・1・3 植物をもちいる療法の対象関係
4・2 道具 -植物と園芸用具・用品
4・2・1 植物の育ち
4・2・2 植物の実り
4・2・3 園芸用具・用品
4・3 活動 -ひとと植物・園芸活動
4・3・1 育てる
4・3・2 過ごす
4・3・3 感じる
4・3・4 採 る
4・3・5 使 う
4・3・6 委ねる
4・4 環境 -自然・場・人
4・4・1 自然 -植物が育つ環境
4・4・2 場と人 -植物がつくる場,植物を通したかかわり

5 療法としての園芸の効用

5・1 環境面における効用
5・1・1 心理的効用
5・1・2 物理的効用
5・2 精神機能面における効用
5・2・1 植物そのものの効用
5・2・2 園芸という行為の効用
5・2・3 園芸における身体活動の精神面への効用
5・3 感覚運動機能面における効用
5・4 食用・薬用としての効用
5・5 心理社会機能面における効用
5・6 他の療法と何がちがうのか

6 植物をもちいる療法の適用と対象

6・1 療法としての適用と対象
6・1・1 園芸の適用
6・1・2 回復状態と園芸の適用
6・1・3 療法としての対象
6・2 健康や障害のとらえ方
6・2・1 生活機能と障害
6・2・2 3つの障害への対処
6・3 精神障害 -こころの病いと園芸
6・3・1 精神障害の原因
6・3・2 精神障害の特性
6・3・3 精神障害と園芸
6・3・4 主な精神疾患と園芸の適用
6・4 身体障害 -からだの病いと園芸
6・4・1 身体障害の原因
6・4・2 身体障害の特性
6・4・3 身体障害と園芸
6・4・4 身体障害にともなう問題と園芸の適用
6・5 発達障害 -そだちの障害と園芸
6・5・1 発達障害の原因
6・5・2 発達障害の特性
6・5・3 発達障害と園芸の適用
6・6 老年障害 -老いと園芸
6・6・1 老年障害の原因
6・6・2 老年障害の特性
6・6・3 老年障害と園芸の適用
6・7 更正対象 -踏み外した道と園芸
6・7・1 更正対象の原因
6・7・2 更正対象の特性
6・7・3 更正対象と園芸の適用
6・8 教育支援 -そだちの支援と園芸
6・8・1 教育支援とは
6・8・2 教育支援と園芸の適用

7 評価とプログラム

7・1 手 順
7・2 評 価

7・2・1 いつ何を評価するのか
7・2・2 評価の手段とコツ
7・2・3 対象者の自己評価
7・3 プログラム
7・3・1 何に気をつけるか
7・3・2 目標の設定
7・3・3 プログラム立案
7・3・4 プログラムのチェック
7・4 記 録

8 始めてみよう

8・1 園芸療法の位置づけと自己点検
8・1・1 園芸療法はどこでだれが?
8・1・2 園芸療法の意義と位置づけ
8・1・3 園芸療法部門の自己点検
8・1・4 セラピスト自身の自己点検
8・2 安全面の検討と配慮
8・3 植物について

8・3・1 植物の選択
8・3・2 植物の手入れ
8・4 いろいろな園芸活動
8・5 作業の説明
8・6 用具と資材
8・7 場所と設備

8・7・1 室 内
8・7・2 屋上やベランダ
8・7・3 温 室
8・7・4 畑
8・7・5 ガーデン
8・7・6 実際の配慮
8・7・7 場所のメンテナンス
8・8 スタッフ
8・8・1 セラピストの資質
8・8・2 ボランティアの活用
8・9 他部門・他施設との連携
8・10 非常勤もしくは初めての施設で始める場合

9 植物をもちいる療法の実際

9・1 一般的な用い方
9・1・1 日常生活動作の機能向上のために
9・1・2 職業訓練・就労支援のために
9・1・3 認知症と園芸療法
9・2 とらわれない園芸
9・2・1 借景園芸(別名路上観察学会)
9・2・2 ワイングラス園芸
9・2・3 ビタミンCをとろう会
9・2・4 大根の花を楽しむ会
9・2・5 旬を喰う会
9・2・6 道ばたの草の会(雑草盆栽)
9・2・7 春を待つ会
9・2・8 桜の木にカボチャを

事 例

事例について
事例1 庭が育む地域のつながり -都市地域での活動と試み
事例2 地域で生まれたもうひとつの居場所 -山間地域での活動と試み
事例3 働く場の提供 -知的障害者施設での活動と試み
事例4 土地の植物をもちいた交流 -精神障害者施設での活動と試み
事例5 主体性を取りもどす -精神科病院での活動と試み
事例6 ひとがひとらしく最後まで -介護老人施設での活動と試み
事例7 生きがいをもたらす園芸療法 -高齢者施設での活動と試み

付 表

1.園芸療法初期評価時記録用紙
2.園芸活動経験・興味調査
3.園芸活動遂行特性評価表およびチェック表
4.園芸活動参加行動特性表
5.園芸活動効果判定表およびチェック表
6.園芸療法自己評価表およびチェック表
7.園芸療法グループプログラム表
8.園芸療法プログラム計画表
9.園芸療法プログラム評価表
10.園芸療法日誌(個人)
11.園芸療法部門自己点検表

エピローグ -旅立つ
牽 引

スピリチュアルケアへのガイド -いのちを見まもる支援の実践-
36

I スピリチュアルケアとその理論的背景

1. スピリチュアルケアの歴史と展望
2. スピリチュアルケアとは何か
3. スピリチュアルケアの構造的特徴
4. スピリチュアルケアと他の援助との相違
5. 日本的スピリチュアルケアとは何か
6. スピリチュアルケアを実践するために必要な諸理論

II スピリチュアリティの働きを読み解く視点

1. 記憶のからくり
2. ありのままを見つめる心
3. 身ぶりの意味を読み解く
4. 愛着形成と悲嘆
5. 人生で大切な5つの仕事
6. 陽性転移と陰性転移
7. ファミリーコンステレーションと院内コンステレーション

III スピリチュアルケアの実践論

1. 実践上の留意点
2. スピリチュアルペインを知る

IV スピリチュアルケアの技術と準備トレーニング

1. スピリチュアルケアのための技術論(スキル論)
2. スピリチュアルケアのための準備トレーニング

V ケースに学び,実践に備える

1. 〔事例1〕隠された悲嘆
2. 〔事例2〕「大好きだよ」を言う
3. 〔事例3〕「ありがとう」を言う
4. 〔事例4〕人生の意味を見つける
5. 〔事例5〕代理戦争の和解
6. 〔事例6〕Aさんの事例とその検討
付録 スピリチュアルケアワーカー養成に向けて
1. スピリチュアルケアワーカー論(援助者論)
2. 養成のためのプログラム?どんな教育プログラムか
引用文献・参考文献
あとがき

安楽死問題と臨床倫理-日本の医療文化よりみる安らかな生と死の選択-
45

〈総論〉安楽死と終末期医療

1)安楽死とは何か 清水哲郎

QOL優先と延命優先の狭間で/WHOの“緩和ケア”の理解と安楽死への態度/緩和を意図する選択が縮命を伴う場合の分類/各選択肢のアセスメントと比較:相応性原則/相応性論と疼痛コントロール・セデーション・安楽死

2)あらゆる生を否定しない立場とは 立岩真也

関わりの始まり/本との出合い/「生存学」/支援・研究/制度を知らない専門職/中立は良いことなのか?/現場と学問の連携の具現化/無知についての無知を認める

3)安楽死と自殺幇助のアメリカにおける問題点  FrankJ.Brescia

4)終末期医療の決定のプロセスに関するガイドラインについて 伊東芳郎

「終末期医療に関する調査等検討会報告書」の概要/終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン/終末期医療およびケアのあり方/終末期医療およびケアの方針の決定手続/おわりに

〈各論〉安楽死問題と臨床倫理の実際

1)臨床倫理の基礎と実際

臨床倫理のコンセプトとプロセス 清水哲郎
3つの倫理原則/自律尊重から人間尊重へ/益・害のアセスメント/患者・家族と共同で辿る意思決定プロセス/プロセスはダイナミック

臨床倫理サポートとは 板井孝壱郎
臨床倫理の登場/臨床倫理コーディネーター/倫理コンサルタントに最低限求められる資質/臨床倫理サポートとは?/常設型臨床倫理コンサルテーションルーム「喫茶・りんり」/倫理問題を個人の悩みにしない/倫理的であるために必要な2つの要素/独善の悲劇を繰り返さないために

臨床倫理の現状と課題、そして看護職の役割 青柳明子
看護部の取り組みが目指すもの/看護部の取り組み/医療現場における看護倫理の研修/事例検討の意義と実際/身近な看護倫理事例/おわりに

終末期医療の現場で実感する倫理的問題-現場における倫理観、チームとしての共有から解決へのプロセスを辿る 三原大佳
東札幌病院の概要/癌化学療法センターでの化学療法の内訳/悪性腫瘍に対する化学療法の適応と副作用/化学療法効果と副作用のバランス/化学療法の利害/治癒、症状緩和などの可能性と化学療法/あなたは化学療法をいつまで続けますか?/化学療法の問題点/化学療法の適応・不適応/化学療法における倫理問題/ギアチェンジ前後の心のケアと倫理/倫理問題の対応

2)パリアティブ・セデーション(緩和的鎮静)と安楽死

基礎および臨床腫瘍学の視点から 向山雄人
再発・転移固形がん治療の連続性・ボーダレスのがん治療/「癌研緩和ケア・キャンサーボード」と「リンクドクター」制度(2009年3月まで)/緩和ケアチームへの依頼項目(2009年3月まで)/がんの進行に伴う病態と症状/国際標準の緩和治療に抵抗性の高度な苦痛に対する持続性のディープ・セデーション/がん患者のスピリチュアルペイン

パリアティブ・セデーションと安楽死-メンタルケアの立場から 大西秀樹
がん患者の精神科診断/事例から-初診時の様子/症状の改善がない/うつ病の診断/精神症状による負の影響/意思決定能力の評価について/パリアティブ・セデーションおよび安楽死における意思決定

臨床現場におけるセデーション施行時の倫理的葛藤について 池永昌之
精神的苦痛に対するセデーションの施行と自己決定/精神的苦痛とセデーションの施行/推奨されない対応、推奨される対応/臨床現場におけるセデーション施行時の倫理的葛藤について/患者と家族の意思が異なる時/セデーションと積極的安楽死の違い

なぜ、パリアティブ・セデーションなのか 竹之内裕文
緩和ケアにおける「セデーション(鎮静)」/「パリアティブ・セデーション」という名称について/セデーションの種別とQOLの向上/パリアティブ・セデーションと安楽死の区別/選択の基盤としての死生観-緩和ケアの精神

パリアティブ・セデーションと臨床倫理 浅井 篤
パリアティブ・セデーションに特化した倫理的問題とは何か/事例から二重結果の原則を考える/自発的・積極的安楽死への反対論/自発的・積極的安楽死への賛成論/安楽死に関する疑問/パリアティブ・セデーションに関する問い

カナダにおける緩和医療の実践 樽見葉子
研究論文をもとにした考察/日本とカナダ-概ね意見の一致している点/相違がみられる点

3)終末期医療のあり方をめぐって

コミュニティケアにおける看取り 長谷川美栄子
ホスピスケアからコミュニティケアへ/ホスピス緩和ケアの定義/東札幌病院の概要/在宅での看取りを可能にする要件/看取りの自己決定/最期まで暮らせる地域づくり

終末期医療のあり方をめぐって 有賀 徹
日本救急医学会の終末期/終末期医療をめぐる法律問題/救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)/背景認識と意義/終末期の定義と家族の判断/延命治療を中止する方法/患者と医療者の協働の意味/生命倫理の2つの潮流

海外の緩和医療の現場からの終末期医療の現状と展望 樽見葉子
カナダの状況/緩和ケアの難しさ/R氏の場合/安楽死と自殺幇助に関する世界の動向/医療従事者の使命/良き終末期に備えて今できること

日本人にとって尊厳ある死 久保千春
終末期の分類と定義/患者・家族の意思への3つの対応/意思決定プロセスにおける注意点

急いではならない尊厳死の法制化 佐々木泉顕
法制化の落とし穴/死ぬことが分かっている場合の自己決定権/安楽死の6つの要件/尊厳死法制化への日本ならではの懸念/望まれる検証と議論

「生と死」の21世紀宣言 part2-スピリチュアルケアの展開に向けて-
44

まえがき-苦痛・苦悩からの解放を目指して 静 慈圓

第1部 ひとのスピリチュアリティと病者へのまなざし

1)養老孟司の考えるスピリチュアリティ 養老孟司
〈語らい(1)〉病者のこころを見つめて 柳田邦男・南 裕子
2)人生の完成のためのエンド・オブ・ライフ・ケア 武田文和
〈語らい(2)〉豊かなケアマインドと専門性が育つために 村上保壽・柏木哲夫・南條輝志男・吉田 修・藤村隆淳

第2部 医療・宗教が担うスピリチュアルケア

1)弘法大師・空海にみる生と死 松長有慶
〈語らい(1)〉スピリチュアルケアに宗教家はどう関われるか 柳田邦男・菊井和子・水谷栄寛・美松寛昭・田村恵子・山口三重子・南野知惠子・村田久行
2)スピリチュアリティと尊厳死 井形昭弘
〈語らい(2)〉スピリチュアルケアが問われるとき 南 裕子・加賀乙彦・森 亘・吉田 修・山折哲雄・井村裕夫
3)現象学から考えるスピリチュアルケアとそのレッスン 村田久行

あとがき 柳田邦男
(〈語らい〉のお名前は発言順)

作業療法の詩・ふたたび
34

ふたたび

ことば
ことば
ことばの表情
ことばの肌理
ことばを手わたす
聞こえません
黙りが返事
かんちがい
だぁからぁ
ことばと作業
ことばの括り
ことばのこぼれ
はなす

かかわり

共なるしごと

澄ます
まなざす
共にある
待つ
聴く
観る
集める
問う
読む
知る
わからない
はじまり
深み
end

ひと

ひととまなび

身の丈
みせよう
「しる」「できる」
ただ一つの
わたし
あなたって
一者の関係
二者の関係
三者の関係
ほどよい離れ
ねえ ねえ

ひとと作業と療法と

こころとからだを護る

作業を通して
作業をもちいる療法
作業と身体
身体と生活
生命のリズム
ゆらぎとひずみ
老いを活かす
病いも生きる
こころの車いす
こころを
リンゴの絵
風呂敷みたいな
エビデンス

病いとともに

と言われても
重なる苦しみ
ありがとうが口癖に
ここで暮らして
不憫?
心配だわ
「今日」は暑くない
まぼろしの
どうして?
ほんとうは
時間泥棒
もしかして
父の日
なんでやねん
いやです
言えなくて
ひきこもり
ボケの花
このままここに

贈ることば

みどりの指となって
はじまりに 乾杯
あなたの緑の指で
茨の道に
春に向けて旅立つ
ひとと集団
いずみの森
光の春

「ことば」のこぼれふたたび

あとがき

緩和ケア 2009年11月号
200041

目次

〔特集〕緩和ケアにおける内科的治療の適応と限界―感染症を中心に

特集にあたって
進行がん患者における感染症治療の適応と限界
進行がん患者の肺炎―どこまで調べて,どこまで治療するか
進行がん患者の腎・尿路感染症に対する治療
進行がん患者の重症感染症に対する治療
HIV/エイズに合併する感染症の治療
進行がん患者の内科的治療―私はこうしています
 当院における進行がん患者の血糖管理
 進行がん患者の血糖管理とその厳密性
 緩和病棟におけるワーファリン治療戦略
 緩和ケアにおける抗凝固療法の考え方
 がん患者の倦怠感に対するステロイド治療
 がん患者のおもな症状に対するステロイドの効果

ショートレビュー
 ホスピス・緩和ケア病棟における感染症治療による症状緩和

らしんばん
 医療連携は「がん難民」を救う
いのちの歌
 出番が多くなりました
R E P O R T
 第17 回日本ホスピス・在宅ケア研究会in 高知
 第5 回仏教看護・ビハーラ学会
在宅ホスピス物語22
 死と向き合うこと
カンファレンスから学ぶ緩和ケア5
 緩和ケアチームにおけるカンファレンスの実際
 ―横浜市立大学附属市民総合医療センターの場合
オピオイドローテーション☆私はこうしている2
 長期オピオイド内服時のオピオイドローテーション
緩和ケア―日常業務の知恵20
 症状緩和(6):疼痛④
原  著
 在宅緩和ケアにおけるプライマリケアチームと緩和ケア専門
 チームの連携を促進する因子の検討―緩和ケア専門チーム
 に対する調査から
土の宿から 「まなびや-」の風がふく
33

旅のはじまり
第一部 「まなびや-」の風に誘われ
第二部 タイムスリップ
第三部 「まなびや-」の源流-土の会創世期四方山話

その一 はじまり
その二 にわとりが来た
その三 蚊取り線香キャンプ
その四 打ち上げ花火ボランティア
その五 ちょっとそこまで。下関?
その六 油断大敵
その七 厠をかついで鬼から逃げた話(前編)
その八 厠をかついで鬼から逃げた話(後編)
その九 一九九一年の京都にワープ二〇年(前編)
その一〇 一九九一年の京都にワープ二〇年(後編)
その十一 真夜中のラーメンは誰がつくる?
その十二 闘い続けた豆だぬき
その十三 鵜の目 鷹の目 浩子の目
その十四 おばさん、背中でシャチホコせんといて
その十五 「みちゃるほうがええ」けど、和風台所は腰が痛いよ
その十六 電気式車いすは一人力
その十七 幻の土の宿焼き
その十八 「みんなね、なんもかも土にもどるんよ」
その十九 土にもどった万田の母ちゃん

第四部 「まなびや-」の潺-土の会の内から外から

その一 大きな地震の後で
その二 メイヨーの世界
その三 働く権利、働く楽しみ
その四 普通に死にたい
その五 生きがいを求めて
その六 ハートのトランクスの挿し絵を描いて
その七 一宿一飯の極意

おわりに-「まなびやー」への道

緩和ケア 2009年10月増刊号
200040

目次

 Ⅰ. 学び,教えることの意味

1.看取りの文化を学び,教えることの意味
2.緩和ケアにおける信仰的視点と生 死 観
3.成人教育理論における学び,教えること
4.学びやすく教えやすいコミュニケーション技法
―確認型応答の提言
5.武道から考える学び,教えること
―剣道とターミナルケア
6.カウンセリングの本質から考える学び,教えること

 Ⅱ.緩和ケア教育の理念とデザイン

1.緩和ケアにおける教育と今後の展望
2.緩和ケア教育のデザイン
―緩和ケア教育初心者コース
3.共に学び,共に育ち,共に創る緩和ケア

  Ⅲ.現場で使える緩和ケアの教育技法の基本と応用

1.教育技法を展開する意義
2.さまざまな教育技法とその活用
A.事例検討会の進め方,効果的な使い方
B.がん看護に携わる看護師のストレスマネジメント
―看護師のためのサポートグループ活動の実際
C.学びの場の展開とモチベーションの維持・向上
D.デスカンファレンス実施の意味とその実際
E.退院前カンファレンスの準備とその実際
3.実地研修の進め方と使い方
A.医師の実地研修の場と効果的な活用法
B.看護師の実地研修の場と効果的な活用法
C.薬剤師の実地研修の場と効果的な活用法
4.ロールプレイの進め方と使い方
A.ロールプレイの意味,その進め方と使い方
B. SHARE の進め方と使い方
C.模擬患者という立場の意味,その進め方と使い方
5.e-Learning の進め方と効果的な使い方
6.地域連携におけるネットワークシステムの活用
7.医学教育の変革と緩和ケア教育へのヒント
―特に FD と PBL テュートリアルについて

Ⅳ.わが国における緩和ケアの研修・プログラムを知る,学ぶ

1.緩和ケアにおける教育プログラム
―基本教育と専門教育
2.がん診療に携わるすべての医師のための緩和ケア研修会
―PEACE プロジェクト開発の経緯,現状と課題
3.緩和医療専門医認定制度の概要とその内容
4.在宅医療研修プログラムと在宅医療専門医制度
5.がん看護専門看護師,緩和ケア認定看護師の概要とその内容
6.ELNEC-J 指導者養成プログラム―地域・施設における
質の高いエンド・オブ・ライフ・ケアの達成を目指して
7.緩和薬物療法認定薬剤師の役割とその内容
8.ソーシャルワーカーの教育と今後の展望
9.臨床心理士の研修形態とその内容

Ⅴ.海外の教育ツール・プログラムで緩和ケアを知る,学ぶ

1.英国の緩和医学教育
2.米国緩和医療フェローシップ
―今後の日本の緩和医療教育への提言
3.カナダの医学教育と緩和医療
4.オーストラリアの緩和ケア教育プログラム
―モナシュ大学における日本人医療者のための
心のケア・緩和ケア教育プログラム

Ⅵ.ともに学び,教えるために行われていること

1.一般病院で行われていること
A.一般看護師への教育活動―聖隷三方原病院・
認定看護師による教育講座
B.佐久総合病院における研修医教育
2.緩和ケアチームで行われていること
3.緩和ケア病棟で行われていること
A.ピースハウス病院における看護師向け教育プログラム
B.多職種を経験する教育プログラム
4.中間施設で行われていること
5.在宅ケアで行われていること
6.研究会で行われていること
―城南緩和ケア研究会の活動

Ⅶ.緩和ケアの教育体験と学ぶためにふれてみたい作品

1.わたしの教育体験
A.語られない言葉の中に心を聴く
B.教えることは,教えられること
C.学習者が持つポテンシャルを引き出す
D.モルヒネと医学・薬学教育発展の契機
E.ケアの担い手を育てるにはケアを投入する
F.仲間と共に育つ
2.緩和ケアを学ぶためにふれてみたい作品
A.いのちを伝える絵本作品
B.闘病記を用いた授業―意義と今後の課題
C.映画から読み解く生と死
D.人とのふれあいこそ,生きる源―「いのちの授業」の
実践者,山田泉さんと映画「ご縁玉」のこと

緩和ケア 2009年9月号
200039

目次

〔特集〕未来をきり拓く在宅緩和ケア

特集にあたって
在宅を支える緩和ケアの現状と展望
本人と家族の精神的な支援
一般診療所で行う在宅緩和ケア
診療所と訪問看護ステーションとの連携
緩和ケア病棟における地域との連携
在宅緩和ケアにおけるケアマネジャーの役割
介護保険施設と連携をとる在宅緩和ケア
有床診療所と介護施設との連携における看取り
訪問看護ステーションにおける在宅緩和ケア
グループホームでの在宅緩和ケア
家族に恵まれない方の在宅緩和ケア
認知症の在宅緩和ケア
小児の在宅緩和ケア

らしんばん
 優しさ・技術(マニュアル)は必要かつ十分条件であるのか?
 ―人権運動としてのホスピス
緩和ケア―日常業務の知恵19
 症状緩和(5):疼痛③
コミュニケーション広場
 市民を対象に「城南緩和ケアのつどい」を開催
いのちの歌
 はじめての韓国
R E P O R T
 第14 回日本緩和医療学会学術大会
在宅ホスピス物語21
 うちの息子は世界一!
カンファレンスから学ぶ緩和ケア4
 緩和ケアチームにおけるカンファレンスの実際
 ―佐久総合病院の場合
海外事情
 在宅ホスピスケアの豊かなサービス体制
オピオイドローテーション☆私はこうしている
 選択肢が増える中でのオピオイドローテーション
視  点
 緩和ケア診療所を中心とした,地域連携ネットワークシステム
 の構築(3)― PCC を中心とした地域ネットワークシステム
症例報告
 「そっとしておく」こと―患者の自己エンパワーメント
訪問リハビリテーション実践テキスト
41

序章 訪問リハビリテーションに期待すること

患者・家族の希望に添い,継続したリハビリテーションを提供するために
協業により訪問リハビリテーションの使命を実践する
課題山積の訪問リハビリテーションに結果を期待
利用者の自立と尊厳に寄与する訪問リハビリテーション
利用者が主人公の訪問リハビリテーションサービスのために
訪問リハビリテーションにおける質の向上,マンパワーの整備を

第I章 訪問リハビリテーションの概要と位置づけ

1.地域リハビリテーションと訪問リハビリテーション
2.訪問リハビリテーション活動の歴史とチームアプローチ
3.訪問リハビリテーションにおける国際生活機能分類(ICF)の視点
4.訪問リハビリテーションの現状と課題
5.訪問リハビリテーションに関わる諸制度

第II章 訪問リハビリテーションの基本と理解

1.訪問リハビリテーションの基本的な考え方
2.訪問リハビリテーション提供の流れ

A.訪問リハビリテーションの開始から終了まで
B.訪問リハビリテーション開始までの準備
C.本人,家族への説明と同意
D.多職種連携によるチームアプローチ

3.訪問リハビリテーションの評価とアプローチ

A.情報収集と情報提供
B.評 価
C.プランニングとモニタリング

第III章 生活障害に対する訪問リハビリテーションアプローチの実際

1.生活障害に対する訪問リハビリテーションアプローチの基本的な考え方
2.セルフケア

A.食 事
B.排 泄
C.入 浴
D.整 容
E.更 衣

3.IADL(日常生活関連活動)

A.調 理
B.掃 除
C.洗 濯

4.移動・移乗
5.コミュニケーション
6.摂食・嚥下障害ムリスク管理を中心に
7.社会参加

A.社会参加の準備と支援
B.行事への参加

第IV章 訪問リハビリテーション事業所の管理・運営

1.訪問リハビリテーション事業所の管理・運営の基本
2.リスクマネジメント
3.書類管理

A.訪問看護ステーション
B.訪問リハビリテーション事業所

4.スタッフの管理・教育
5.コスト管理
6.情報管理
7.利用者の確保

【付 録】

1.研修会におけるグループワーク
2.介護サービス情報の公開

緩和ケア 2009年7月号
200038

目次

〔特集〕緩和ケアにおける社会的痛みとそのケア

特集にあたって
社会的痛みとは何か
生活から捉えた社会的痛みとケア
入院という社会的痛み
家庭の中にある社会的痛み
職場・地域との接点と社会的痛み
経済的側面からみた社会的痛みの理解
社会的痛みに対する権利擁護
社会的痛みのケア
病院でできること
退院後にできること
緩和ケアでの社会的痛みとメンタルヘルスの実践

ショートレビュー
緩和ケアにおける社会的痛みへのまなざし

〔特別収録〕

〔連載〕

らしんばん
 「緩和ケア」という言葉,「緩和ケア」の精神
在宅ホスピス物語20
 在宅ホスピスはススメない!
いのちの歌
 定額給付金
R E P O R T
 Live Deep ―子どものホスピス“ヘレン・ダグラスハウス”講演会
コミュニケーション広場
 「訪問看護e-ラーニング」のご紹介
海外事情
 ウィニペグ緩和ケアプログラムに参加して
現場で使える臨床心理の見方10
 人の関わりを通して展開する心理療法
緩和ケア―日常業務の知恵18
 症状緩和(4):疼痛②
カンファレンスから学ぶ緩和ケア3
 緩和ケア病棟におけるカンファレンスの実際
 ―東札幌病院の場合-
視  点
 緩和ケア診療所(palliative care clinic;PCC)を中心とした
 地域連携ネットワークシステムの構築(2)
症例報告
 緩和ケアにおける頭蓋内病変による頭痛への
 オピオイド使用についての考察

緩和ケア 2009年5月号
200037

目次

〔特集〕いかに精神症状に対応するか―適応障害とうつ病を中心に

特集にあたって
なぜ精神症状への対応が必要なのか
適応障害の理解とケア
がん医療における適応障害と精神療法
適応障害患者に対する心理療法
適応障害患者への看護
うつ病の理解とケア
がん医療におけるうつ病
うつ病に対する薬物療法
うつ病に対する精神療法
非精神科医の立場からうつ病に気づくこと
抑うつ状態のがん患者へのケア
気をつけたい精神症状-紛らわしい病態について

ショートレビュー
がん医療における適応障害とうつ病―薬物療法と包括的介入

らしんばん
その時々の立場から伝えたいこと―立場を変えてみて
在宅ホスピス物語19
ケアの力―ケララで学んだこと
いのちの歌
新たなチャレンジ
R E P O R T
第23 回がん看護学会
コミュニケーション広場
がん患者と家族のためのサポートグループ
「がんを知って歩む会」に参加して
海外事情
より良い緩和ケア環境の確立のために何が必要か
―オーストラリア・ビクトリア州の例から考える
現場で使える臨床心理の見方9
息づかいとしてのスピリチュアリティ
カンファレンスから学ぶ緩和ケア2
緩和ケアチームにおけるカンファレンスの実際
―済生会横浜市南部病院の場合
緩和ケア―日常業務の知恵17
症状緩和(3):疼痛①
視  点
緩和ケア医療を中心とした,地域連携ネットワークシステムの
構築(1)―問題の背景
原  著
在宅医療専門機関を利用した末期がん患者の在宅終末期医療の
特徴と介護者(遺族)による評価
これは本当のアフリカのお話です 大好きで、いとおしいあなたへ
35

「アフリカ病」にかかる

アフリカとの出会い
初めてアジア人を見たマウヤ村の人々
エイズの人々の傍らで
安らぎと癒しの医療
コカコーラのように

愉快な仲間たち

運転手のマルセルも私もシシュフォス
笑いで生き抜く
アフリカの奇跡
私の親友
サバンナに聴く歌
悲しい歌にも陽気なフランソワ

泣き笑いと成長を共にしたポール

唐突な報告
楽しい準備と出産
子どもの頃
「マダムの子」となる
教育への期待
自立に向けて
無事、ガンジャを通過

いとおしい“わが娘”マリ

HIV感染児の二重の苦しみ
悲しみの再会
母子感染していたマリ
マリを探す
エイズを発症していたマリ
孤児と養父母たち
天国へ

子どもたちが未来の希望となるために

残された幼い兄と妹
伯父さんの家へ
初めてのスーパーマーケット
孤児たちに明るい未来を

生活、薬と命の価値

病んでも家族を支える-アランの場合
薬が必要なアラン
アランに奇跡を
屋根のない家-ノエラの場合
命の価値

内乱の大陸で思うこと

夜空に飛び交う銃弾
根こそぎの略奪に会う!
略奪のルール
なにより大切なトイレットペーパー
携帯電話は必需品
銃を持つ手に鍬を
隣のドイツ人
援助より公正な貿易を

望郷のルワンダ難民の医師マルク

ルワンダの大虐殺勃発
フツ族のマルク医師を診療所に迎える
夢と消えたルワンダの生活
カナダからのクリスマスメッセージ

クララ、あなたの人生は輝いていた

短くとも火焔樹の花のように
帰国後の電話
ザイールでの出会い
8年ぶりの再会
内乱を逃れて
持病の痛みに耐えて
アフリカに戻れるわよね
ウバンギ川を眺めながら

東京とアフリカの旅の途中にて

ブローニュの森の妖精
ムール貝は思い出の味
カルタゴ空港にて
サハラ砂漠への憧れ

いっしょにいることが願い

しっかり抱きしめて
マリアムとハイヒール
誇らしげなムサ

おわりに

緩和ケア 2009年3月号
200036

目次

〔特集〕在宅移行のためのマネジメント

●特集にあたって
本当に求められている地域医療連携とは
在宅ケアの視点からみた急性期病院に求められる地域連携
地域における緩和ケア病棟の役割
―西胆振在宅ホスピス・ネットワークの構築と連携
―在宅医療機関との連携の試みと活動の実際
退院支援における医療ソーシャルワーカーの役割と実際
退院支援における看護師の役割と実際
薬剤師からみた地域連携
―緩和医療における薬薬連携の現状と課題
―保険薬局の抱える現状と課題
事例でみる在宅移行と地域連携
―病院から依頼された困難な事例
―病院との連携が良好で患者・家族も満足できた事例
―地域との連携がうまくいった事例・いかなかった事例
地域連携のための病院看護師たちの新たな試み
―電話インタビューと地域での体験研修

らしんばん
緩和医療と薬剤師
いのちの歌
ぷれぜんと
海外事情
英国ホスピスの旅(3)―ホスピスを支える英国人の考え方
コミュニケーション広場
ドイツ最初のエイズホスピス所長ティレ・ケルコヴィウス氏の講演会
緩和ケア相談サロンの取り組み
在宅ホスピス物語18
ケアの力―ケアをめぐるある風景
R E P O R T
第2 回対人援助・スピリチュアルケア研究会
カンファレンスから学ぶ緩和ケア1
ホスピス病棟におけるカンファレンスの実際
―淀川キリスト教病院の場合
現場で使える臨床心理の見方, 臨床心理の見方と医学の見方の橋渡し
緩和ケア―日常業務の知恵16
症状緩和(2):薬物療法概論②
特別収録
「STAS ― J の使用経験とこれからの課題2008」開催報告
緩和ケア 2009年1月号
200035

目次

〔特集〕スピリチュアルケアの潮流-研究・思想とケアをつなぐ

●特集にあたって
スピチュアルケアの源流と展開
WHO Quality of Life 調査におけるスピリチュアリティ
スピリチュアルケアガイドの作成―プロジェクトの背景
スピリチュアルケアをこう考える
 スピリチュアルケアの学術的・学際的研究と全人的ケア
 スピリチュアルケアにおける教育と研修
 スピリチュアルケアと宗教的ケア
 スピリチュアルケアと臨床哲学
進行がん患者へのスピリチュアルケア―生きられた経験の現象学的アプローチ
コミュニティを基盤としたスピリチュアルケア
 ―緩和ケアへの公衆衛生的アプローチ
●ショートレビュー
 緩和ケアとスピリチュアルケア

●らしんばん
 Children First ―まず子どもたち,それから私たち
●いのちの歌
 チャレンジ
●コミュニケーション広場
 スペース・ターミナル・ケア観劇記―ホスピスの精神が挑戦する未来
●暮らしのなかのリンパ浮腫ケア〈6〉
 がん治療とリンパ浮腫ケア― QOL を維持すること
●R E P O R T
 第2 回日本緩和医療薬学会年会
 日本スピリチュアルケア学会2008年度学術大会
 第32 回日本死の臨床研究会
●特別寄稿
 「ディグニティ・セラピー」Q&A ―第13 回日本緩和医療学会
 学術大会ポストカンファレンス特別ワークショップより
●現場で使える臨床心理の見方〈7〉
 古くて新しい器―マインドフルネス
●緩和ケア―日常業務の知恵〈15〉
 症状緩和(1):薬物療法概論1
●在宅ホスピス物語〈17〉
 最期の知らせ―生活を支えるということ
●海外事情
 英国ホスピスの旅(2)―在宅ホスピスケアの多様なプログラムと国を挙げての取り組み
●原  著
 終末期患者が見ている世界の現われ方から考察した実存的苦しみ―「遠のき」と「隔たり」による孤独からの解放